小ぶりな33×38mmで4機種【手巻きノンデイト仕様の“2針ドレスウオッチ”】レイモンドウェイル新作“トッカータヘリテージ”発売開始

2025年12月29日

スイス高級時計ブランド RAYMOND WEIL（レイモンドウェイル）が、トッカータコレクションの新シリーズとして、“トッカータヘリテージ”のファーストモデルがリリースされた。

“トッカータヘリテージ”は、上品な趣を備えた手巻きムーブメント搭載の2針デザインを採用しているのが特徴だ。ブランドの原点である伝統・革新・音楽性をあらためて見つめ直し、古典的な魅力と現代的な洗練が響き合うモデルとなっている。

コッパー■Ref. 2280-PC5-80001。SS（33mm×38mmサイズ・厚さ6.95mm）。3気圧防水。手巻き（RW4100（SW210-1）。29万7000円

RAYMOND WEIL（レイモンドウェイル）
トッカータヘリテージ（コッパー）

モデル名の“トッカータ”は、演奏者の技巧を華やかに披露する楽曲を意味する音楽用語に由来する。その名を冠したコレクションは、2014年の誕生以来、シンプルでタイムレスなデザインと優れた実用性で世界中のファンに愛されてきた。

新作の“トッカータヘリテージ”は、確立されたエレガンスを受け継ぎつつ、現代的な感性とクラフツマンシップを融合した新規軸だ。丸みを帯びたオーバルケースや光を受けて表情を変えるサンレイダイアルなど、ディテールのひとつひとつに職人技と音楽的美意識が息づいている。

時・分のみを表示する2針デザインを採用。装飾を削ぎ落としたミニマルな構成は、クラシックなオーバルケースとの調和を生み出し、落ち着いた上品な印象を手元に与えている。

ポリッシュ仕上げのアプライドインデックスと、極限まで詰められた文字盤と針とのクリアランスにより、時計としての視認性が考慮されているのも美点だ。

外装は一般的なラウンド型とは異なるオーバル（楕円）型のステンレススチールケースを採用。時計市場でも比較的珍しい形状で、クラシックな印象を保ちながら手元に独特の存在感を与えている。

2280-PC5-80001_size

長辺と短辺の比率が絶妙に計算された薄型フォルムと緩やかなラグのカーブにより、ヴィンテージウオッチのような柔らかい印象を持たせつつ、手首に沿う快適な装着感を実現。ケースはすべてポリッシュ仕上げで、光を受けると柔らかく輝き、上質感を際立たせている。

カラーバリエーションは、コッパー、オールドシルバー、ブルーの3種類。文字盤にはサンレイ仕上げを施し、光の角度によって輝きと奥行きが変化する美しい表情を生み出した。

手元に華やかで上品な印象を与える温かみのあるコッパー、クラシックで穏やかな雰囲気を演出する落ち着いたオールドシルバー、現代的な洗練と知的な印象を併せもつ深みのあるブルー。どの色もサンレイ仕上げの光の反射によって表情が変わり、日常の光の下でも異なる印象を楽しめる。

最大の特徴は、機械式の温もりを存分に楽しめる手巻きムーヴメントを搭載している点だろう。ゼンマイを自ら巻き上げる感触や、シースルーバックから見える精緻なムーヴメントの動きは、所有する喜びを高め、時計と持ち主の一体感を生み出す。

さらに、伝統的なブルースチール製ネジを採用することで、上質なディテールがヴィンテージテイストを感じさせる意匠を一層際立たせている。手巻きならではの鼓動感は、クラシックなオーバルケースのデザインと相まって、より深いヴィンテージの趣を手元に感じさせてくれる。

【問い合わせ先】
ジーエムインターナショナル
Tel.03-5828-9080

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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