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【グランドセイコー、キングセイコーほか】まだ手頃に狙える!ブランド&シリーズで選ぶ実用アンティークの定番モデル|性別の垣根を超える腕時計 No.041

先週の記事に続き、今週からは全4回にわたって初心者におすすめのアンティーク時計を紹介していく。今回のテーマは、定番の“ブランド&シリーズ”だ。

先週、推奨ブランドとして挙げたオメガIWCセイコー。これらのなかでも特にオメガのシーマスター、IWCの3針ラウンドグランドセイコー第2世代&キングセイコーは、アンティーク時計の入門機として強くおすすめできる。

その理由は、圧倒的な流通量によるメンテナンスのしやすさと、30万円アンダーでコンディション良好な個体が狙えるコストパフォーマンスの高さにある。

【写真全6枚】オメガ、IWC、セイコーの狙い目アンティークモデル


【OMEGA(オメガ)/シーマスター】

“入門からツウ好みまで網羅する、アンティークの絶対王者

■(左)Ref.14701 SC。K18YG(33.6mm径)。39万6000円。(中)Ref.166010-63。YGF(34.8mm径)。16万5000円。(右)Ref.14763-SC-61。SS(34.8mm径)。17万6000円。すべて自動巻き(Cal.562)。1960年代製/(問)セコンド時計店

オメガのスポーツモデルの原点であり、防水時計の歴史を切り拓いたシーマスター。最大の魅力は、そのバリエーションの豊かさだ。

おすすめは自動巻きの名作550系(Cal.562)を搭載しているモデル。現代でも十分通用する実用性を誇りながら10万円台から手が届き、ステンレスモデルからの18金ゴールド製まで、予算に応じた幅広い選択肢が用意されているのも心強い

【写真】近未来的ワンピース型の派生シリーズ“シーマスター コズミック”


【IWC(アイ・ダブリュー・シー)/ラウンド3針】

“時計好きから絶大な支持を得る、実用アンティークの雄

■(左)SS(35mm径)。1960年製。26万8000円。(右)Ref. 648A。SS(36mm径)。1963年製。24万8000円。ともに自動巻き(Cal.853)/(問)アルファオメガ

“オールドインター”の愛称で親しまれるIWCの3針モデルは、質実剛健な作りで知られる。特筆すべきは、搭載されているペラトン式ムーヴメントと呼ばれるCal.85系だ。

高い巻き上げ効率と耐久性を誇り、時計史に名を刻む傑作として評価が高い。一見どれも似通ったデザインだが、ダブルネームモデルや細かなディテール違いの個体が多いのも特徴。


【SEIKO(セイコー)/グランドセイコー 2nd】

“名実ともに、国産時計を代表する歴史的アンティーク

■Ref.5722-9991。SS(36.5mm径)。手巻き(Cal.5722)。1967年製。27万8000円/(問)とけいや時左衛門

1960年代の国産時計を象徴するグランドセイコー。なかでも第2世代(57GS)は、ステンレスケースへの変更とカレンダー機能の追加により、実用性が飛躍的に向上したモデルだ。

裏ブタはスクリューバック仕様で気密性が高く、半世紀以上を経たいまでも良好なコンディションを保っている個体が多い。20万円台で手に入る最高の実用時計として、国産ファンならずとも押さえておきたい。

【写真】グランドセイコーの独自規格を満たした証“GSメダル”付きの裏ブタ


【SEIKO(セイコー)/キングセイコー】

“GSに匹敵する高精度を、より手頃な価格で”

■Ref.5625-7121。SS(37mm径)。自動巻き(Cal.5625A)。1973年製。12万8000円/(問)とけいや時左衛門

グランドセイコーにも見劣りしない高い精度が自慢のキングセイコー。特に56系キャリバーを搭載したハイビートモデルは、いまなお正確な時を刻む。

同キャリバーの基本構造はグランドセイコーと共通でありながら、10万円台前半で狙える相場感は非常にお手頃。ビジネスシーンでも違和感なく使える端正なルックスで、1本持っておいて損はないはず。


次回からは、ムーヴメントに着目して初心者におすすめのキャリバーを紹介していく。

 

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文◎市村 信太郎

音楽・教育業界を経て編集者に。時計、メイク、ファッションほかレディース・メンズの垣根を超えたジェンダーレスなスタイルを体現し、その魅力を伝えるべく奮闘中。Yahoo!ニュース連載「性別の垣根を超える腕時計」(第1〜3週日曜)。インタビュー取材記事『Time Files』(第4週日曜)。

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