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セイコー製メカクォーツ搭載モデルも【クロノグラフとGMTウオッチを厳選】ノルウェー発の日本未上陸ブランド“DeSanders Horologie”に注目

DeSanders Horologie (デサンダース・オロロジー) は、2025年にノルウェーで創設された日本未上陸のマイクロウオッチブランドだ。創設者のトルゲイル・サンダースは、“複雑で美しいデザインを持つ腕時計をエントリーレベルの愛好家へ届ける”ことをビジョンとしてブランドを立ち上げた。

Founder

サンダースは、生涯における核となる原動力の一つに“揺るぎない創造性への渇望”であると語っている。デサンダースにこれまでの経験を全て注ぎ込みつつ、自身が時計業界に創造的な足跡を残せるかを探ろうとしているのである。今回はノルウェーより、デサンダースのコレクションより2つのモデルを紹介する。

【画像】セイコー製ムーヴメント搭載、“デサンダース・オロロジー”人気モデル2種を見比べる


CoachbuilderDeSanders Horologie (デサンダース・オロロジー)
コーチビルダー クロノグラフ

コーチビルダー クロノグラフは、自動車黎明期からデザインのインスピレーションを得た、日常使いのための堅牢なクロノグラフである。モデル名は、かつて壮麗な車体を手作業で成形した職人たち、いわゆるコーチビルダーに由来している。

自動車文化への繊細なオマージュが随所に込められているのが特徴で、ケースは“オープンフレーム”デザインを採用し、側面から見るとヴィンテージスポーツカーを彷彿とさせる。

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文字盤およびサブダイアルはクラシックカーの流麗な曲線を模して湾曲し、ベゼルとリューズに刻まれる斜線はギアボックスの歯車を想起させる意匠である。

また、プッシャーは小型エンジンピストンのフォルムをモチーフとしており、24時間表示のサブダイアルはレーストラックのチェッカーフラッグから着想を得ている。アワーインデックスは稀少な“コーヒービーン”形状で、時分針との造形バランスはシームレスに調和している。

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5種類のケース/文字盤バリエーションで構成され、ケース素材はアルミニウムブロンズまたはステンレススチールから選択できる。ケースサイズは直径43mm、厚さ17mmで、サファイアクリスタル風防、ねじ込み式リューズを装備し、100m防水を備える。

ムーヴメントはセイコー製のメカクォーツキャリバー、VK73 を搭載。カスタムラバーベルトが付属し、2025年12月現在のプレオーダー価格は499米ドル(約7万7000円)である。予約分の発送は2026年1月を予定している。


Voyage-GMTDeSanders Horologie (デサンダース・オロロジー)
ヴォヤージ GMT

次に紹介する、ヴォヤージ GMT は、過ぎ去った時代へのノスタルジアを抱きながら世界を旅する感覚を与えるモデルである。文字盤には象徴的な地球儀モチーフが描かれ、6時位置にはブランドの本拠地であるノルウェーが描かれている。

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地球儀を囲むように2トーンのGMTトラックを配置し、時分インデックスは独立リング上に構成される。針先端のフレーム構造は数値インデックスを際立たせ、視認性を向上させる役割を担っている。

2種類のケース/ダイヤルバリエーションで展開され、ケース素材はPVDローズゴールドまたはステンレススチールから選択可能である。ケースサイズは直径40mm、厚さ14mmで、サファイアクリスタル風防とねじ込み式リューズを採用し、100m防水を備えている。
ムーヴメントはセイコー製の自動巻きキャリバー、 NH34 TMIを搭載。付属ベルトは3種類で、カスタムレザー(クロコ型押し)、カスタムセイルクロス、カスタムラフグレインレザーが同梱される。販売価格は663米ドル(約10万3000円)となっている。

【画像】セイコー製ムーヴメント搭載で2機種、“デサンダース・オロロジー”の時計を別アングルで見る

》DeSanders Horologie (デサンダース・オロロジー)
公式サイト
https://desanders.no


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

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