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【旧東ドイツ時代の70年代を彷彿】2つの100本限定カラーは新設された自社の文字盤工房が製作|菊地吉正の時計考_030

写真◎Glashütter Uhrenbetrieb GmbH

チェコとの国境沿いに位置する山あいの町“グラスヒュッテ”はドイツ高級時計産業の聖地とも呼ばれるほど、ドイツ屈指の高級時計メーカーが数多く林立する。

筆者はかつて「ドイツ腕時計」というその名のとおりドイツ時計に特化した専門誌を2013年から17年にかけて4冊刊行しており、その取材で何度も当地を訪れているが、駅を中心に多くのメーカーが立ち並ぶ風景にはほんと驚かされた。ちなみに余談だがこの4冊はありがたいことにドイツ国立図書館にも収蔵されている。

さて、今回取り上げたセブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイトは、この地に誕生して2025年に180周年を迎えたグラスヒュッテ・オリジナルが、周年記念にちなんで発表した七つのスペシャルモデルのひとつである。

ご覧のようにグラスヒュッテ・オリジナルの前身となる旧東ドイツの国策企業“GUB(VEBグラスヒュッター・ウーレンベトリーベ)” 時代を思わせるTVスクリーン型の独特なスクエアケースを採用、レトロな雰囲気が楽しめる味のあるコレクションだ。

写真◎Glashütter Uhrenbetrieb GmbH

そして今回登場したのは「プラズマ(バイオレット)」と「フュージョン(ライムグリーン)」と名付けられた二つの限定カラー。レトロ調のケースフォルムに大胆な色使いが逆に色がトレンドとして重要視された70年代を彷彿とさせて新鮮にさえ感じる。

実のところこの文字盤はグラスヒュッテの地に25年に新設された自社の文字盤工房で各100本のみが製造されたというもの。角度や光の加減によっても色の見え方が変わるため、真の色は見る人によっては微妙に異なる印象を与えるという。

搭載する自動巻きのクロノグラフムーヴメントは、70時間パワーリザーブのキャリバー37-02。瞬時に再計測ができるフライバック機能付きだ。しかも10気圧防水というクロノグラフでありながら高い防水能力を有するなど実用面での魅力も多い。

【必見!】180周年を祝した希少な7つのスペシャルモデルを一気にチェック!

■セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト。SS(40mmサイズ)。10気圧防水。自動巻き(Cal.37-02)。世界限定各100本。各221万1000円(ブレスレット仕様:237万6000円)

協力◎グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座/TEL.03-6254-7266

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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