アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。
オメガ
コンステレーション
今回紹介するのは、1960年代後半頃に製造されたオメガのコンステレーションだ。
本個体は、オーデマ・ピゲのロイヤルオークやパテック フィリップのノーチラスのデザインを手掛けたウオッチデザインの巨匠、“ジェラルド・ジェンタ”によるCラインケースを採用したモデルである。
ラグとケースサイドがシームレスにつながったフォルムが特徴的で、ラグの造形を強調していた従来のコンステレーションとは一線を画す、近代的なデザインが魅力的だ。また、このケース形状はデザイン上の美しさだけでなく装着性にも配慮されており、腕に沿うよう緩やかなカーブを描くケースサイドが快適な装着感を実現している。

【写真の時計】オメガ コンステレーション。Ref.168.017。SS(34mm径)。自動巻き(Cal.565)。1960年代。27万5000円。取り扱い店/モンテーヌサカエチカ
ヘアライン仕上げのケースは研磨による傷取りが施されており、キズがほとんど目立たない状態に仕上げられている。クラックが生じやすいベゼルについても、目立つダメージは見られない。リネンのように繊細なモザイク文字盤は、夜光のドット部分にわずかな変色が見られるものの、シミや剥がれはなく、全体として良好なコンディションを維持している。加えて、純正の5連ブレスレットが装着されている点も見逃せないポイントだ。
ムーヴメントには、オメガの名作自動巻きムーヴメントとして名高い、クロノメーター仕様のCal.565を搭載。毎時1万9800振動のロービートながら、安定した精度を実現している。適切な整備を行えば、現在でも十分な性能を発揮してくれるはずだ。安定感のある性能と高い耐久性を備えたこのムーヴメントは、アンティーク初心者から玄人まで、幅広い層におすすめできる。ただし、潤滑油が切れた状態で使用を続けると、自動巻きローターやその周辺機構が摩耗・破損する恐れがあるため、定期的なオーバーホールを心掛けたい。
また、本個体はカレンダーのクイックチェンジ機構を備えており、リューズを2段目の位置まで引き出すことで、1日ずつ日付を変更することができる。ただし、針がカレンダーの切り替わる午後8時から午前4時の間を指している状態で操作を行うと、内部機構を破損させる恐れがある。そのため、必ず針を回して時間帯を確認したうえで、カレンダー調整を行うことを推奨する。
【LowBEAT Marketplaceでほかのオメガの時計を探す】
文◎LowBEAT編集部/画像◎モンテーヌサカエチカ

