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手巻きのCal.420を搭載【“ハニカム文字盤×青焼き針”を採用したヴィンテージオメガ】1950年代製の小振りな手巻きのRef.2690.2.SCの魅力とは?

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


オメガ
ラウンド手巻き

今回取り上げるのは、1952年頃に製造されたオメガの手巻きモデル、Ref.2690.2.SCだ。

ハニカム文字盤や、クサビ形とアラビア数字のアプライドインデックス、青焼きの秒針など、50年代の時計に見られた要素を盛り込んだデザインが魅力的な個体だ。後年のオメガにはない温かみと、デザインコードに縛られない自由奔放な雰囲気が魅力と言える。

しかし、インデックスや針のバランスはしっかりと考え抜かれている。時針はアワーマーカーの先端に、分針はミニッツトラックにしっかりと届く長さに調整されており、実用主義的なオメガらしい、堅実な設計思想が見て取れる。

【写真の時計】オメガ ラウンド手巻き。Ref.2690.2.SC。SS(33mm径)。手巻き(Cal.420)。1950年代製。25万8000円。取り扱い店/株式会社本橋時計店

【画像:ハニカム文字盤のディテールやステンレススチール製ケースの造形を見る(全6枚)】

本個体はシーマスターなどのようなペットネームが冠していないが、ステンレススチール製のケースには、ねじ込み式の裏ブタが採用されている。柔らかな曲線を描くドレッシーな造形でありながら、しっかりとしたラグと堅牢なケース構造を備えている点も興味深い。防水性を意識した実用的な設計と、優美な外観が共存している。

ムーヴメントには、手巻き式のCal.420を搭載。オメガの手巻きムーヴメントと言えば、30mmキャリバーが有名だが、本キャリバーは比較的小径でセンターセコンド仕様のムーヴメントとして設計されているのが特徴だ。

26.5mmという小径、4.5mmという薄さ、そしてセンターセコンドを備えたことの組み合わせが、ケース設計と文字盤デザインの選択肢を広げる技術的な基盤になっていたと考察できるムーヴメントだ。

50年代初頭のデザイン性と実用主義的な思想が入り混じった、自由さを感じさせるオメガの手巻きモデル。丁寧な作り込みと安定したクオリティが魅力のヴィンテージオメガにぜひ注目してみてほしい。

【LowBEAT Marketplaceでほかのオメガの時計を探す】

 

 

 

文◎LowBEAT編集部/画像◎株式会社本橋時計店

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