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ほど良い古っぽさが魅力の“サンダーバード”の第5世代はいまおいくら?|10月度の相場定点チェック|菊地吉正の【ロレックス通信 No.317】

今回は久しぶりに1988年頃に登場したサンダーバードの5世代を取り上げる。2004年までの約16年間生産されたロングセラーだ。

なおサンダーバードとは愛称であって正式なペットネームではない。正式名称はオイスターパーペチュアル デイトジャスト。つまりデイトジャストに属した派生モデルである。

一説によると、ロレックスのニューヨーク支店が1955年に現地法人に格上げされたことを機に、同社からの提案でアメリカ市場向けとして56年にリリース(54年説もあり)されたものだと言われる。そのためアメリカ国内でのみ使われていた愛称。アメリカ空軍のアクロバットチーム“サンダーバーズ”に由来するというのが通説だ。

その後、ヨーロッパや日本でも販売されるようになり、昔のロレックスの日本向けカタログには、ターノグラフ(Turn-O-Graph/ターン・オー・グラフ)と表記されていた。ベゼルを回転させて(Turn)ゼロに戻して記録(Graph)できるという機構に由来する。

つまりこのサンダーバードには双方向に回転するベゼルが装備されている点が最大のポイント。これによってベーシックなデイトジャストに属しながらも適度にスポーティさも楽しめる。これがほかにはない魅力というわけだ。

ケースサイズも36mm径と小振りで、しかも薄い。そのため着けたときに手首への納まりがとても良く、このサイズ感も大きな魅力といえるだろう。

18金イエローゴールドとステンレススチールのコンビモデル、Ref.16263と、ベゼルのみがホワイトゴールド製というRef.16264があるが、不思議なことにオールステンレススチールモデルはなぜか存在しない。

さて気になる実勢価格はというと、スタンダードな文字盤でRef.16263は100〜130万円、Ref.16264は100万前後から〜120万円といったところ。ずいぶんと上がったものだ。

【画像】主要10モデルの写真と安値相場の推移をチェック!

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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