シュトゥルマンスキーから“ソビエト機能主義”を体現したシンプルな3針ウオッチが登場

 STURMANSKIE(シュトゥルマンスキー)のはじまりは、1930年に誕生したソビエト連邦最初の時計⼯場である“モスクワ第⼀時計⼯場”である。最⾼のスペシャリストである時計技師を集め、 短期間で時計製造ラインを確⽴したこの工場では、世界⼤戦前に、パイロットウオッチ、ストップウオッチ、ナビゲーション、 マリンクロノメーター、デッキウオッチなどの様々なムーヴメントを開発していた。

 そして1961年4⽉12⽇、ボストーク1号で⼈類史上初の有⼈宇宙⾶⾏に成功した、宇宙⾶⾏⼠のユーリイ・ガガーリンとともに、シュトゥルマンスキーの時計は、宇宙で初めて時を刻むという偉業を成し遂げた。これをきっかけに、世界にその名が知られるようになった同ブランドは、宇宙遊泳、北極遠征など、さまざまなニーズに合わせた腕時計を供給しながら、軍⽤時計として数々の実績と偉業を積み重ね、ロシア最⼤の時計ブランドへと成⻑していった。

 そんなシュトゥルマンスキーから、人類史上初の宇宙飛行成功60周年記念モデルが登場する。この新モデルでは、モスクワ第⼀時計⼯場で生産されていた時計を現代的にアレンジして蘇らせた。2型で展開され、それぞれ数量限定2000本での販売となっている。

Ref.2609-375/1/483

Ref.2609-375/1/484

【共通スペック】
■SS(33mm径)。3気圧防水。手巻き(Cal.2609)。数量限定各2000本。各6万3800円

 不必要な装飾を一切省き、時間を読むということに特化した、まさにソビエトの機能主義を体現したモデル。リューズも、デザイン性を排除し、非常にシンプルなものとなっている。

 風防には、丸みを帯びて湾曲したミネラルガラスを採用し視認性を向上。また裏ブタにはシリアルナンバーが刻印される。

 カラーは、ガガーリンが搭乗した宇宙船ボストーク1号にオマージュを捧げたオフホワイト、宇宙空間からインスパイアされた深いブラックの、2色で展開される。

 また、搭載されているのは、デッドストック手巻きムーヴメントである“キャリバー2609”。希少性の高い当時のムーヴメントを乗せた、コレクター垂涎の時計となっている。

 無駄なデザインを削ぎ落とした機能主義の時計は、どんなシーンにも寄り添ってくれるだろう。数量限定での販売のため、気になる人は早めにチェックすることをお勧めする。

 

 

【問い合わせ】
アンドロス
TEL.03-6450-7068
https://sturmanskie.jp