小スライド 意外と知らない時計知識

【Q137】腕時計に採用されるインデックスのデザインの種類を教えて

A.バー、アラビア数字、ローマ数字、ドットなど様々ある

 そもそも“インデックス”とは、時・分・秒を表すために文字盤に配された目盛りや数字のこと(時字またはアワーマーカーとも)。時計の顔を左右するためデザイン的にも非常に重要な箇所だ。
 またインデックスは仕上げに2種類あり、ひとつが文字盤に直接印刷したプリントタイプ。そしてもうひとつが、金属素材を立体的に成形して、文字盤上に設置したアプライドタイプだ。

写真左がプリントタイプで右がアプライドタイプ

 今回はインデックスの主なデザインについて紹介する。

 

<主なインデックスの種類>

バー
棒状のインデックス。シンプルなデザインで、ドレス系からスポーツ系まで様々見かける

 

アラビア数字
インデックスにアラビア数字を用いたデザイン。懐中時計時代から採用されている、伝統的なインデックス

 

ローマ数字
ローマ数字を使用したタイプ。ドレス系、クラシック系との親和性が高い

 

ドット
丸いドット(点)で時刻を表しているインデックス。夜光塗料が盛られていることが多く、ダイバーズウオッチに多く採用されている

 

クサビ型
木材や金属で作られたV字形あるいは三角形をした道具である“楔(クサビ)”を模したインデックス

 

砲弾型
砲弾型のインデックスは、1960年代のアンティークウオッチに見られたクラシカルな形状

 

ダイヤモンド
ダイヤモンドをセットしたインデックス。主にコンビや金無垢モデルに採用される

 

文◎松本由紀(編集部)

 

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