意外と知らない時計知識

【Q106】腕時計に採用される針のデザインの種類を教えて

A.バー、ペンシル、リーフなど様々ある

 時刻を指し示す針は自ずと視線が集まる。針は時計の視認性に深く関わるディテールだが、文字盤のデザインにも大きな影響を与えるとても重要なパーツである。
 そこで改めて、針にどんな形状のものがあるのか代表的なもの、それぞれのデザインの特徴について紹介する。

 

<主な針のデザインの種類>

バー針
先端が尖っていない棒状の針。オーソドックスな針なので、多くの時計で採用されている。夜光塗料が載せやすいことも魅力

 

バトン針
棒状でかつ先端が尖っていて、中央部分から先端に向かって徐々に太くなるのが特徴

 

ペンシル針
その名のとおり、鉛筆のような形をしているタイプ。針には夜光塗料が塗布されていることが多い

 

コブラ針
時針の先端の形状が、コブラの頭部に似ていることから命名。パイロットウオッチでしばしば見られるデザイン

 

ドフィーヌ針
針の軸は太いが、先になるにつれて細く尖っていく形状。シャープなデザインのためドレス系ウオッチに装備されていることが多い

 

アルファ針
ドフィーヌ針と良く似ているが、アルファ針の場合は付け根の部分も絞られているのが特徴

 

リーフ針
葉っぱのように中央部がふっくらと膨らんだ形。クラシカルなデザインとの相性が良く、全体的に洗練された印象を与えてくれる

 

 アロー針
針の先端が矢印形になったタイプ。針自体が大振りなものが多く、特に高い視認性が要求されるダイバーズウオッチで採用されている

 

ベンツ針
メルセデス針とも呼ばれる。由来は形状がクルマメーカー“ベンツ”のエンブレム(スリーポインテッドスター)に似ていることに由来

 

ブレゲ針
高名な時計師であるアブラアン-ルイ・ブレゲが考案。針の先端に円を設けていることが特徴

 

ローザンジュ針
ローザンジュはフランス語で日本語のひし形の意。ひし形を細く伸ばしたような形状

 

ルイ15世針
かつての懐中時計に用いられていた、繊細な彫刻を施したのがルイ15世針

文◎松本由紀(編集部)

 

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