坪井 智哉 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.25-2)

プロ野球選手が持つスーツ姿の固いイメージを壊すために、「フォーマルな会場でどれだけカジュアルな格好ができるか」ということをよく考えるという坪井選手にとって、この時計は必需品

 

北海道日本ハムファイターズの坪井智哉選手が愛用しているのは「僕の兄貴分でもあるゴルフ狂のおっさんからもらった」というカルティエ。

「僕、すっと時計に興味なくて、あまり『わっ、コレいいな』『欲しいな』と思うことがなかったんですけど、この時計だけは最初に見た瞬間からいいなと思って。そんで『ください!』という感じ(笑)。そりゃ、すぐにはくれませんでしたよ。最後は完全に粘り勝ちで(笑)」

坪井さんがひと目惚れした理由は、何だったのだろうか。

「カルティエっぽくなかったからじゃないですかね。全部のカルティエの時計を見たわけじゃないですけど、割と見た瞬間にそれとわかるモノが多いでしょ。僕は、人と一緒というのがイヤなんですよね。親の影響だと思うんですけど」


僕は、人と一緒というのがイヤなんですよね。親の影響だと思うんですけど

坪井選手の父・坪井新三郎氏は、中日などでプレイした元プロ野球選手。「人と同じことをするな」という教育方針は、少年期から一貫していたそうだ。

「皆と同じことをしていたら、一緒のレベルアップしかできないということをよくいわれましたね。小さい頃、『8時だヨ! 全員集合』が流行っていたんですけど、皆がそれを見ている間におまえはバットを持って素振りをしなさいという親だった。当時は、皆と同じことをしないということに対して、苦しい時期もありました。でもそのうち、人と一緒であることを喜んでいる人間のほうがカッコ悪いと思えるようになって、それからは他人に何をいわれても平気になっていきましたね」


プロに入れたお礼というか……ね。親父には『死んだらオレのモノになるから』という契約で(笑)

自分で正しいと思った道は迷わず進む。その積み重ねが輝かしい実績を生み、プロ野球という舞台で活躍する現在の自分を作り上げた。
「今になって思えば、親父のいっていたことは間違いじゃなかった」
自分自身はこれまで高級時計に縁がなかったという坪井選手だが、ご両親にはプロ野球選手になってからロレックスをプレゼントしたという。
「プロに入れたお礼というか……ね。親父には『死んだらオレのモノになるから』という契約で(笑)」

そんな坪井選手も、カルティエを手に入れてから、時計に対する見方が少し変わってきたようだ。
「時計の虜になる人の気持ちが理解できました。人といても絶えず見ちゃうんですよね。相手はいい気持ちがしないから、気を付けてはいるんですけど」
時計好きの本誌読者は、この坪井選手の行動に思わず「わかる、わかる」と共感してしまったのでは!?

 

坪井 智哉プロ野球選手
TOMOCHIKA TSUBOI 1974年2月19日生まれ。東京都出身。PL学園高校→青山学院大学→東芝を経て、1997年にドラフト4位で阪神タイガースに入団。広角に打ち分ける抜群のバットコントロールでヒットを量産。2003年、北海道日本ハムファイターズへ移籍。2005年は自信4度目の打率3割を達成。

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