宮川 俊二 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.41-2)

宮川さんがお気に入りのブライトリング(右)と、ジャガー・ルクルト(左)。タイプは違うが、どちらも男らしい色気を感じさせる

 

報道・情報・バラエティなど、多くのジャンルでフリーのキャスターとして活躍している宮川俊二さん。秒単位の正確性が求められる仕事だけに、腕時計にも独自のこだわりがありそうなところだが……。

「いや、僕は意外とそんなことはないんですよ(笑)。NHKにいた頃は、ずっとクォーツの腕時計をしてましたしね。共通しているのはアナログ表示であるということぐらいかな。原稿を読むときというのは、視界の隅で秒針の位置を確認しながら、残り時間を計算しているものなんですよ。デジタルだと、それができませんからね」そんな宮川さんが、活躍の場を民放に移してから、長年愛用していたというのがブライトリング。

原稿を読むときというのは、視界の隅で秒針の位置を確認しながら、
残り時間を計算しているものなんですよ。

「10年ぐらい、ずっと使ってましたかね。無骨というか、硬派な感じがすごく気に入って。NHK時代は短いニュースなどが頻繁に入るラジオの仕事が多かったこともあり、どうしてもクォーツの精度に頼らざるを得ない部分があったのですが、民放に来てからは自動巻きも使えるようになりました。ブライトリングに関しては、クロノグラフ機構が付いているというのも大事なポイントでしたね。僕たちは原稿を渡されたときに下読みという作業をするのですが、そのときにいわゆる『尺(=時間)』を計らなければならない。手元の腕時計でそれができるというのは、とても便利なんですよ」

そして現在。宮川さんは毎日のように、ジャガー・ルクルトのマスターカレンダーを身に着けている。パワーリザーブ、ムーンフェイズ、スモールセコンド、ポインターデイトなどを搭載したハイスペックモデルだ。

クロノグラフ機構はとても大事---
手元の腕時計で尺を計れるのがとても便利---

「購入したのは約2年前。この腕時計を買って一番嬉しかったことは、もうクォーツでもクロノグラフでもないんだという事実ですね。それはつまり、自分がタレントとして時間から解放された場所で仕事ができるようになったということ。これはその証なんですよ」

そう語る顔に、満足そうな笑みがこぼれた。日々、厳しい時間の拘束に追われる生活。そこには想像以上のプレッシャーがあったに違いない。

「最近やっとなくなってきましたけど、スタジオに入り遅れる夢はずっと見てましたね。慌てて入ったら原稿がなかったとか。実は新入社員の頃に、僕は一度だけ入室が遅れたことがあるんです。そのときのことがトラウマのようになってるのかもしれませんね。でも言いわけみたいですけど、アナウンサーやキャスターは誰でもそういう経験があるんですよ。僕のように一度だけしかないというのは、すごく少ないほうだと思いますよ(笑)」

そんな苦い経験があったからか、宮川さんはいまだにプライベートでも「待ち合わせ時間に遅れてくる人は許せない」のだとか。

 

宮川 俊二ニュースキャスター・タレント
SHUNJI MINAGAWA 1947年、愛媛県宇和島市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。NHKに入社し、アナウンサーの道へ。1993年に退社後、フジテレビ『ニュースJAPAN』『スーパーニュース』などでキャスターとして活躍。2003年からはフリーランスとなり、報道以外の分野にも積極的に進出。日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートの資格を取得したり、ハワイアンバンドのボーカルを務めるなど、多趣味なことでも知られる。

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