芸能人の愛用時計

升 毅 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチNo.71-2)

堂上剛裕選手のロゴ入り袋に入れてきた時計たち。左からドラゴンズのクロノグラフ、プレゼントされたチチニューヨークの白い時計、ノーブランドの時計

 
 涼しげなカジュアルスタイルで現れた升さん。さりげない小物使いにセンスを感じさせるが、高価な時計には興味ないという。 「子どものころのディズニー時計から始まって、中学に入学したときにセイコーの時計って感じです。大学時代はジーパン売ってるショップでバイトしていたんですが、そこにはカジュアルな輸入雑貨や時計も置いていたんですよ。気に入った時計をバイト代から天引きで買ったりしてましたね。高価なブランドの時計にはまったく興味をもたずにここまで来ましたが、今後もそっちにはいかないと思います。時刻を知るだけだったらいまはそこら中に時計があるから問題ないんだけど、腕にあるって安心感が重要なんでしょう」

 愛用の時計は3本。ちょっとウィットの効いたセレクションだ。まずは青いクロノグラフだが、これは高価なのでは?

 「中日ドラゴンズの熱狂的なファンでして、ナゴヤドームにもよく観戦に行くんです。あるとき試合を見に行った帰りの新幹線で中日スポーツを読んでいたら、広告にこの時計が載っていたんですね。すぐに注文しました。パッと見た感じ、中日グッズとはわからないでしょ? でもドラゴンズカラーの青の文字盤で、よく見るとCとDのロゴが入っている。抑えめの感じが気に入ってます。高くはないですよ(笑)」

 そしてポップなトノータイプと白いプラスチックケースの2本。

 「駅の構内でよく地方の物産を売ったりしているじゃないですか。あれで時計を売ってたんで、ちょっと時間が空いていたから覗いていたら、そのなかにこの某有名ブランドみたいな時計があったんです。値段はペアで4000円くらい(笑)。白い時計は、あるドラマで共演した女優さんが打ち上げのときにプレゼントしてくれたんですよ。自分じゃ絶対買わないデザインなんだけど、つけてみると『あれ?意外にいいかも』って。プレゼントしてくれた方のセンスに感謝して愛用させてもらっています」

 ふだんから几帳面な時間の過ごし方をしている升さんが、この夏取り組んでいるのはドラマ『ショムニ2013』の撮影だ。抱負を聞いてみた。

 「10年経ってキャストも大きく変わり、社長としての存在感も前作より増しています。前作の時代より、リストラや不況などで会社で働くということが実際にシビアなものになっていますが、そういう要素をドラマのなかにうまく取り入れつつ、あくまでもコメディータッチで重くなりすぎないように演じられればいいですね」

 

升 毅俳優
TAKESHI MASU 1955年12月9日、東京都生まれ。1975年にNHK大阪放送劇団にてデビュー。その後に立原啓裕や牧野恵美と演劇ユニット「売名行為」を立ち上げて、80年代中盤の小劇場ブームで注目を浴びる。売名行為は劇団MOTHERへと発展し、2003年の解散まで座長を務めていた。現在でも劇場での公演をベースに活動する一方、NHK朝の連ドラや大河ドラマ、『沙粧妙子・最後の事件』『デカワンコ』などドラマ・映画の出演作多数。料理の腕前にも定評があり、『タモリ倶楽部』などのバラエティ番組にもよく出演している。

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