ショパールのかつてのアイコンモデルがリバイバル! “アルパイン イーグル”の全貌

圧倒的存在感を放つ珠玉のスポーツウオッチ

 10月1日、ショパールから今年のバーゼルワールドでも未発表だった新コレクションがローンチされた。そのコレクションの名は“アルパイン イーグル”。

 発表された広報資料によれば、アルプスへの情熱とワシの圧倒的な力強さを宿した現代的で端正、かつ個性的でスポーツシックなコレクションであると説明するが、時計好きの方のなかには、どこかで見覚えがあると感じる人もいるかもしれない。

 実は、このアルパイン イーグルは、かつてカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏がデザインし、1980年代にベストセラーとなった“サンモリッツ”を下地にしつつ、新しい魅力とともに再構築された、まったく新しいコレクションなのである。

 メゾン初のスポーツウオッチであると同時に、初のステンレススチールウオッチであったサンモリッツ。当時、ゴールドケースの腕時計を専門としたショパールにとって極めて革新的コレクションだったが、アルパイン イーグルでも革新的な新素材を投入。それが“ルーセント スティール A223”だ。

 これは一般的なステンレススチールの1.5倍の磨耗耐性と優れた硬度を備えるほか、極めて均質な結晶構造を持ち、不純物が極わずかしか含まれないため、ゴールドに匹敵する輝きと光度を備えるという三つの類希な特徴を持つ。
 そのため、ルーセント スティール A223は現在、レアメタルのひとつとなっている。ショパールでは“100%エシカルゴールド”のコミットメントから、製品産地に関し可能な限り透明であることに注力しているが、同様にルーセント スティール A223においてもそのサプライヤーの存在を明らかにしている。

 この特殊スチールを製造するのは、オーストリアの製鉄メーカー、フェストアルピーネ社。4年を超える共同開発の末に完成した新合金であり、ショパールのみに供給されるエクスクルーシブな素材となっている。

 なお、コレクションにはルーセント スティール A223以外にゴールドを用いたモデルもラインナップされているが、垂直統合型の製造工程を実現するショパールでは、ムーヴメント部品の一式からステンレススチールまたはゴールドケース、およびブレスに至るまで、アルパイン イーグルにおけるすべてのパーツを自社で製造し、組み立てまで行われている。

 ラインナップについて少し解説すると、コレクションにはそれぞれ搭載ムーヴメントが異なる41mmと36mmの二つのサイズバリエーションがあり、どちらも自社開発されたCOSC(スイス公式クロノメーター検定局)認定の高精度な自動巻きクロノメータームーヴメントを搭載している。

 また41mmモデルでは、ルーセント スティール A223モデルのほか、18金ローズゴールドとのコンビ仕様、そして36mmモデルでは、これに加えてフルゴールド仕様(フルゴールド仕様にはMOP文字盤、ケースやブレスにダイヤモンドがセットされたモデルもある)を含めた三つの素材バリエーションを展開する。

 いずれにせよ、アルパイン イーグルはこれからのショパールの主軸となりうる魅力的なコレクションと言えよう。

原型となったのは、名作“サンモリッツ”
1980年代のサンモリッツの広告。立体的なケースやブレスの造形に加え、文字盤を固定する機能としてだけでなく、優れたデザイン要素でもあるベゼルの8本ネジは、アルパイン イーグルでも継承された

 

ワシの美しさと力強さを持つショパール渾身のニューモデル

CHOPARD ショパール
アルパイン イーグル 41mm
共同社長カール-フリードリッヒ・ショイフレ氏が若かりし1980年に生み出した“サンモリッツ”。アルパイン イーグルはそんな歴史的コレクションを現代的に解釈し、新たにデザインしたスポーツシックな新コレクション。写真は41mmモデル。ほかに36mmサイズもラインナップされる。
■Ref.298600-3001。SS(ルーセント スティール A223、41mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.Chopard 01.01-C)。161万7000円(税込)

立体的で高級感を漂わせるケース
美しいヘアラインとポリッシュ仕上げが施された非常に立体的なケースは、ラグも一体成形されたミドルケースにベゼルとケースバックを合わせる3ピース構造。これらを8本のネジでケースに固定することで極めて優れた立体感を実現。またこの8本のネジが優れた防水性の確保にも生かされている

 

ドレスウオッチのような美しい文字盤
岩のようにざらざらとしたテクスチャーの文字盤は、モデル名でもあるワシの虹彩をイメージした独自のガルバニック加工。一方、秒針のカウンターバランスはワシの羽毛をイメージしたデザインとなっている。また時分針とインデックスには暗闇でも優れた視認性を確保するスーパールミノバを塗布している

 

手間暇をかけて作られる自社製ブレス
アルパイン イーグルのブレス。表面をヘアライン、エッジをポリッシュで仕上げた一体成形による立体的で頑強なコマをベースに、中央部分にはポリッシュ仕上げによるキャップ状のリンクを裏側からネジ留めするという手の込んだブレスを採用。スポーティなコレクションにふさわしい手の込んだ作りだ

 

COSC認定の高精度ムーヴメント
ムーヴメントには自社製の自動巻きを採用。41mmモデルと36mmモデルではそれぞれ搭載ムーヴメントが異なっており、前者は約60時間パワーリザーブを実現しているChopard 01.01-C、後者は約42時間パワーリザーブのChopard 09.01-Cを搭載。どちらもCOSC認定クロノメーターを取得している

 

文◎佐藤杏輔(編集部)

 

【問い合わせ先】
ショパール ジャパン プレス
TEL:03-5524-8922

ショパール公式サイト
https://www.chopard.jp

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