2019年の話題作、シチズン エコ・ドライブ リィイバーを実際に使ってみました!

シチズンの話題作エコ・ドライブ リィイバーを
実際に使ってみました!

 残すところあとわずかとなった2019年。
 今年、時計界で話題を集めた新作はいくつかあるが、“次世代型スマートウオッチ”と銘打って3月に発表されたシチズンのエコ・ドライブ リィイバーもそのひとつであろう。
 一般販売に先行して実施されたクラウドファンディングで、なんと1億円以上の支援を集めたというのだから、いかに注目度が高いモデルなのかがうかがい知れるはずだ。

 そんな同作が11月に一般発売を開始。筆者はモニターとして実機を10日間ほどお預かりする機会を得たので、使用感など交えつつ、改めてこの話題作の特徴など解説していきたい。

エコ・ドライブ リィイバー
アプリケーション“CITIZEN Eco-Drive Riiiver”と連携することによって、時計と様々なデバイスやサービスを繋げる次世代型ウオッチ。優れた機能性に加え、独自の光発電エコ・ドライブを搭載し、充電不要とした点も本作の魅力である。
■Ref.BZ7005-74E。SS(43.2mm径、メッキ)。10気圧防水。クォーツ(Cal.W510、光発電エコ・ドライブ)。4万9500円
 
 まず最大の特徴となるのが、モデル名にもある、IoTプラットフォームの“Riiiver(リィイバー)”と連携し、様々なデバイスやサービスと繋がることができるという点だ。こう聞くといまいちピンとこないかもしれないが、要はリィイバーというアプリケーションと時計を連携し、様々な機能を利用できるモデルなのである。
 独自のアプリを介して時計と連携させる試みは、すでにカシオなどが導入しているが、このリィイバーが革新的だったのは、サードパーティー製デバイスやサービスなど、従来以上に連携範囲を広げた点にある。

 さらにもうひとつの専用アプリを活用することで、本作はいっそうパーソナライズされるという点も見逃せないだろう。
 今回は残念ながら実践することはできなかったが、例えばIoTライトとリィイバーを介して連携し、時計を操作することでライトの灯りを点けたり消したりすることも可能になる。

 そしてこの一連の動作を自由にカスタマイズできる点も特徴。“iiidea(アィイデア)”と呼ばれる、この一連の動作は、トリガー(〜をしたら)、サービス(サービスを利用し)、アクション(〜が起こる)の3ステップで構成されており、それぞれの好みやライフスタイルに合わせた機能を作成できるというもの。まさにアイディア次第でユーザービリティーがいっそう向上するのだ。

2つのアプリと連携してライフスタイルに合わせた機能をセレクト
エコ・ドライブ リィイバーと連携する2つのアプリケーション。左が様々な機能を設定するアプリで、右がiiideaを新たに作成(承認が必要)するためのアプリである

 ちなみに、それぞれが作成したアィイデアは、アプリ上で公開されているので、慣れないうちは既存のものを活用してみるといい。筆者も“降水確率”や“バッテリー残量”を知らせるアィイデアを活用してみたが、これが思いのほか役立った。筆者が利用した期間は、まだ運用開始まもなかったこともあって、アィイデアの数はそれほど多くはなかったが、今後ユーザーが増えるに連れ、様々なものが公開されていくことだろう。

 

凝った造形とデザインにも注目!

 開発者用インターフェースをモチーフとした文字盤は、あえて平面的に構成し“デジタル感”が演出されている。高級時計のセオリーに反した意匠が逆に新鮮である。
 また時・分・秒針の長さはすべて同じながらカラーリングで長短を表現するなど、巧みな色使いによってしっかりと視認性を確保している点はさすが時計メーカーの作ったハイテクウオッチだ。
 一方、少し残念な点を挙げるとすれば、夜光が塗布されていないため暗所ではほぼ判読できないところだろう。

エコ・ドライブ リィイバーでは任意で選択した三つの機能を登録できる。4時位置の色付きボタン操作で使用したい機能を選択(7時方向のインダイアルで選択している機能を指針)し、その機能を使用する際には2時位置のボタンをプッシュする。操作方法が非常にシンプルなため扱いやすい点もいい
 
 また情報量の単位である“ビット”をイメージした角張ったフォルムも面白い。ケース径は43.2mmあるのだが、多面で構成することによってシャープな印象が際立ち、同時にラグも短くしているため、見た目にはそれほど大きさを感じない。ハイスペック機ながら、12.6mmとケースの厚みを抑えている点も見逃せない。大振りなケースサイズに対して着用感はすこぶる良好だ。


 
 もちろん本作の機能性をしっかりと理解し、使いこなせるようになるに越したことはない。
 だが、こうしたハイテクウオッチの操作が苦手という人であっても、純粋に“腕時計”として楽しめるという点が、エコ・ドライブ リィイバーの隠れた“魅力”なのである。
 
Variation

左からRef.BZ7000-60L、BZ7005-74X、BZ7007-61E(ECサイト限定)。各4万9500円

文◎堀内大輔(編集部)/写真◎笠井 修

【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL:0120-78-4807
https://citizen.jp/riiiver/︎

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