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【注目モデルを実機レビュー】セイコー製メカクォーツ搭載、“D1ミラノ”のツーカウンタークロノグラフを着けてみた。

 クォーツの精度と機械式クロノグラフの操作感を兼ね備えた、セイコー製のメカ・クォーツを搭載モデル。今回は、メカ・クォーツを採用した注目のツーカウンタークロノグラフを紹介。

D1 MILANO(ディーワンミラノ)
クロノグラフ リスタイリング

 クラシックなツーカウンタークロノグラフを採用しつつ、鮮やかなカラーダイアルを採用することで、モダンで遊び心を感じさせるデザインに仕上げたクロノグラフの新機軸。上下左右にファセットカットを施したオクタゴンベゼルを備えたシームレスデザインのケース、ヘアライン仕上げにより金属の質感を際立たせたブレスレットのコンビネーションが、価格以上の高級感を醸し出す。

■Ref.CHBJ09。SS(41.5mmサイズ)。5気圧防水。メカクォーツ(セイコーインスツル製Cal.VK64)。5万3900円
※一般発売に先駆けて、3月18日(木)よりタイムギアオンラインショップ(https://timegear-onlineshop.com)で先行発売を開始


》クォーツと機械式クロノ、二つの魅力を兼ね備えたツーカウンタークロノグラフ

 2013年にイタリア、ミラノで誕生した、“ディーワンミラノ”。1970年代のラグジュアリースポーツウオッチからインスパイアされたソリッド感のあるデザインを特徴としており、手に入れやすい価格と品質を両立したコストパフォーマンスの高いコレクションが支持を集めている。

 新作として登場した“クロノグラフリスタイリング”は、ベストセラーモデルのクロノグラフをベースに、既存のコレクションにはないツーカウンタークロノグラフを採用したクロノグラフコレクションの新機軸。ツーカウンタークロノグラフでクラシックスタイルを継承しつつ、デイリーで着けやすいモダンなプロポーションを獲得している。

 また、このモデルは搭載しているムーヴメントも注目のポイント。セイコーインスツル製のVK64メカ・クォーツムーヴメントを搭載しており、針がカクカク動く一般的なクォーツクロノグラフとは異なる滑らかな針の動きを実現。さらに、プッシュボタンでクロノグラフの計測をリセットする際、クロノグラフ針が機械式時計のように瞬時に帰零する点も時計好きの琴線に触れるポイントと言えるだろう。

》コントラストを効かせた色使いと立体的な文字盤が魅力的

 同心円状の装飾を施したメタルリングを配して文字盤よりも一段下に配置されたインダイアル、多面カットされたインデックスなど、立体的なパーツがさりげない存在感と価格以上の高級感を醸し出す。視認性と美観を損なわないように、スケルトン加工された時分針、差し色を加えるクロノグラフ針にもこだわりが光る。

》存在感を主張する、ソリッドなオクタゴンケースに注目

 ベゼルは四辺に傾斜を付けた立体的な造形に仕上げられており、傾斜部分にはポリッシュ仕上げを採用。二つの仕上げを組み合わせることでソリッドな質感と高級感を両立させている。


 ケースからバックルに向けてブレスレットのコマのサイズを小さくしていくことで見た目のバランスを調整。重厚でありつつもスタイリッシュな雰囲気に仕上げているのも好印象だ。

》装着感もしっかりチェックしよう!

 サイズは程よく存在感を主張する41.5mm。ケースとブレスレットを一体化させたシームレスデザインのモデルは、ケースとブレスレットの接合部分で手首の間に隙間が生じやすく装着感がイマイチな場合もあるが、手首に向けて角度と付けた造形に仕上げることで、装着感が高められている。
※写真はグリーン文字盤のRef.CHBJ10を着用


【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア表参道
TEL:03-6438-9321

【先行発売サイト タイムギア ONLINE SHOP
https://timegear-onlineshop.com


文◎船平卓馬(編集部)

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