高橋 和也-男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.107)

いちばん上が下北沢で購入した時計で、インディアンジュエリーがあしらわれている。中央はファンの方からプレゼントされた時計。いちばん下のシチズン レグノは仕事用に重宝している

  高橋さんが愛用する時計は、ブレスレットにウエスタン風の装飾が施されたものだ。カントリーやウエスタンミュージックを愛し、ライブハウスでギター演奏することも多い高橋さんは、普段のファッションもウエスタン風のアイテムを身に着けることが多い。

「ファンの方にバースデープレゼントとしていただいたもので、ジュエリーや鷲の爪をあしらっているんです。ライブでもウエスタン風のファッションをしていたら、贈ってくれたんですよね。もう1本は下北沢で自分で買ったもので、オフのときなどはだいたいこの2本を使ってます」

 さらにシチズンのレグノも所有している。こちらは仕事用だ。

「ソーラー電波で正確なので手放せないですね。僕らの仕事はその日の撮影によって集合場所も違うので、どのくらい時間がかかるのか計算しながら動かないとダメなんですよ。時間は絶対厳守だから、仕事の時はこれを着けて現場に向かってます。若いころは時間に縛られるのがイヤだなんて生意気なことを思っていて、現場にも遅刻してばかりでした(笑)。時間をちゃんと守るようになったのは、独立して俳優になってからですよ。だから若いころは、あまり時計に関心なかったな」

 売れっ子の高橋さんは出演作が多く、ワンシーズンに複数の撮影が重なることも当たり前。時計にもいろいろ気を使うようだ。

「僕はネックレスも指輪も着けないんで、装飾品は時計だけですね。衣装替えのときも、時計だけはちゃんとカバンに入れて、失くさないように気をつけています。普通は時計って朝着けたら帰ってくるまで外さないだろうけど、僕らの仕事は現場に入ると上から下まで全部着替えさせられますからね。だから昔は失くしたことも多かったです。小道具で時計を選ぶときは、自分があまり好きじゃないものをあえて使ってみたりします。気に入った小道具だと、芝居のキャラクターよりも素の自分に近くなっちゃいますからね。衣装を選ぶときでも、あまり似合ってないようなものを選んだほうが、自分じゃない新しい人物像が立ち上がってくるんですよ。若いころは自分の理想があって、衣装も時計もこういう感じってガチガチに決め込んでいましたけど、そうやって自分でキャラクターの方向性を決めつけすぎると、いざ変化が欲しいときに対応できなくなっちゃうんですよね。それに気づいてからは力を抜いて役に臨めるようになった気がします」

 俳優にとって最も大事なことは柔軟性だと語る。

「いまは自分の子供と同じくらいの年齢の監督さんと仕事することもありますからね(笑)。新しいスタッフたちは手法や発想が僕の世代と全然違うから、一緒に作業していると楽しいですよ。そこで『こんなやり方は違う!』って怒ってもしょうがないし、自分も常にフレッシュな姿勢でいないと対応できないですね」

 

高橋 和也(俳優
KAZUYA TAKAHASHI 1969年5月20日生まれ、東京都出身。カントリーのライブハウスを経営する父の下に生まれ、幼少期から音楽に親しむ。中学2年でジャニーズ事務所に入り、男闘呼組にベーシストとして加入。日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞したほか、NHK紅白歌合戦にも2度出場するなど大きな人気を博す。解散後は主に俳優として活躍。最近はドラマ『集団左遷!!』『日本ボロ宿紀行』、映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』『新聞記者』などの話題作に多く出演している。

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