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【アンティークからインスパイアされた“オランダ”の実用時計】バタヴィ・ウオッチ(Batavi Watches)に注目


 バタヴィ・ウオッチ(Batavi Watches)は、オランダで創設された日本未上陸の独立系ウオッチブランド。オランダ南東部にある北ブラバント州、ティルブルフに本社を構え、アンティークウオッチからインスピレーションを得たデザインと、オランダのミニマリズムを融合させたコレクションを生み出している。

 バタヴィというブランド名は、オランダのライン川流域の小さな村に住んでいた古代ゲルマンの一部族であったバタヴィ族に由来しており、どんなに困難な状況になっても強大な圧制者に反旗を翻し、勇敢で恐れを知らなかったバタヴィ族に敬意を払い、困難に怯むことなく立ち向かうことをブランド哲学に取り入れている。


 バタヴィの創設者であるウグル・ママクは、幼少期から時計好きで、最初のコレクションは祖父母から贈られたカシオだったそうだ。

 時計のコレクションと知識を増やしていくかなでアンティークウオッチの奥深く魅力的な世界に魅了され、徐々にアンティークのコレクションを増やし始める。

 その後、彼は時計好きが高じてアンティークウオッチの販売を行うようになるのだが、マイクロブランドと呼ばれる少人数で立ち上げたブランドが急成長する近年の動向を目の当たりにして、自身で時計ブランドを立ち上げたいと考えるようになる。

 オリジナルブランドの創設が簡単ではなかったが、いくつかの失敗を乗り越えてバタヴィ・ウオッチは2017年に時計ブランドとしてキャリアをスタートすることになった。 今回はバタヴィのコレクションから、代表作である3つの時計を紹介する。


【編集部の注目モデル】
バタヴィ・ウオッチ( Batavi Watches)
バタヴィ・コスモポリエットGMT


 バタヴィ・コスモポリエットGMTは、誰もが知るGMTウオッチの名作からインスピレーションを得たモデル。24時間表示の回転ベゼル、GMT針、視認性の高いドッドインデックス文字盤と、GMTウオッチの王道スタイルを取り入れつつ、経年変化で色合いや質感が変化したアンティークウオッチの雰囲気を再現したデザインが特徴となっている。ベージュの夜光インデックスに加えて、日に焼けて色褪せた色合いを表現したベゼルのデザインが特に印象的だ。


 直径39mmのステンレススチールケース、サファイアクリスタル風防を採用し、 200mの防水を確保。ムーブメントはスイス製のETA2893-2を搭載している。販売価格は719ユーロ(約10万円)。

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