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【北欧らしいミニマルさと手作りの質感を融合】デザイン大国フィンランドの新鋭、Kronowerk(クロノワーク)に注目

 Kronowerk(クロノワーク)はフィンランド南部・ヘルシンキに隣接する、オタニエミに拠点を置く独立系マイクロブランド。2020年に時計職人のレイマ・コイヴコスキーにより創設された。


 創業者のレイマ・コイヴコスキーはフィンランドの時計専門学校で学んだのち、オーストリアでハブリング2のマイクロマシニングに従事。その後、2005年にはプロトタイピングとアセンブリーでA.ランゲ&ゾーネ・ウォッチメイキング・エクセレンス・アワードを受賞している。


 ドイツで時計の修復や修理での経験を経て、故郷であるフィンランドに戻り、オリジナルでエレガントな機械式時計を少量生産するクロノワークを創設することとなる。

 クロノワークの時計はフィンランド南部・オタニエミの工房でデザイン、製造されている。手作業を介在させた伝統的な時計製造の技術と質感を重視しつつ、同時に耐久性がある日常使いで身に着けやすい時計である点が特徴であり、魅力となっている。 今回、クロノワークのウオッチコレクションから、三つのモデルを紹介していこう。

 なおクロノワークスのウェブサイトによると、2023年1月現在、ネオ・ヴィンテージ・ヘルシンキ・クロノグラフと呼ばれる新モデルを準備中で、この新モデル画像が公開されており、スペック等の詳細は近日中に発表される予定だ。


Kronowerk(クロノワーク)
タイムオンリー マークⅡ リミテッド・エディション


 北欧らしいミニマルなデザインでクラシカルな腕時計を現代に再解釈したモデル。デザイン大国として知られるフィンランドの文化から着想を得ており、プロダクトデザイン、工芸品、自然を融合させたデザインが特徴となっているそうだ。

 ブロンズ製の文字盤は数多くあるが、このモデルは手作業のハンマー仕上げを採用しており、時間の経過とともに酸化し、徐々に濃い色へと変化していく姿を楽しむことができる。


 ポリッシュ仕上げの316Lステンレススチールケースを採用し、ケースサイズは39.5mm、厚さは9.5mm。風防はサファイアガラス製で50m防水機能を備えている。ムーヴメントはスイス製のETA2892/A2を搭載、オープンケースバックから動きを確認することができる。10本のみの限定生産で販売価格は消費税込みで3720ユーロ(約52万5000円)。

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