小スライド 新作時計ニュース 話題のトピックス

【1927年から継続するイタリア国鉄公式時計】、トラディショナルスタイルを貫くイタリアの古豪ブランド、Perseo(ペルセオ)

画像をクリックして拡大:1950年代に制作された雑誌広告。1927年にイタリア国鉄に認定されたことが高速列車のイラストとともに記述されている

デカ厚時計をはじめ数多くの流行を生み出してきたイタリアの時計界だが、その反面で伝統的な文化を愛するお国柄でも知られている。ペルセオは、まさにそんなイタリアの国民性を象徴するブランドだ。

その歴史は1861年から71年頃とかなり古く、スイスの時計メーカー、コルテベールのイタリア総代理店として創設。1927年にイタリア国有鉄道の鉄道時計公式供給先に認定され、驚くべきことに現在も鉄道時計を供給し続けているという背景をもつ。

時計界に鉄道時計を原点とするブランドはいくつもあるが、100年近くもの間、鉄道時計の製造を継続しているブランドはほとんどないだろう。この、現在もイタリア国鉄公式時計を務めているという事実が、イタリア国内におけるペルセオの地位と信頼性の高さを証明している。

【画像ギャラリー:ペルセオの詳細をさらにチェック】


Perseo(ペルセオ)
グランド・セッテベロ

画像をクリックして拡大

イタリア国鉄の黄金期である1950年代から80年代まで30年余りの間に活躍したETR300やETR250という高速列車を記念して1960年代に製品化。そのまま現在まで途切れることなくロングセラーを続けるペルセオの代表モデル。発売当初のデザインをそのまま維持するためケースの設計もあえて非防水仕様となっており、風防にもヘサライト(アクリル樹脂)を採用。60年代のオーセンティックな雰囲気がマニア心をくすぐる。ムーヴメントはユニタスのCal.6376を搭載。

画像をクリックして拡大

■Ref.740334.01。SS(40mm径)。非防水。手巻き(ユニタスCal.6376)。19万8000円


Perseo(ペルセオ)
レイルキング

画像をクリックして拡大

現在でもアナログ時計を公式の鉄道時計として認定している世界でも数少ない鉄道会社、イタリア国鉄の公式時計。外周に配されたイタリアの3色旗を表す赤と緑のラインなど、鉄道時計として使用された往年の懐中時計からシンプルで見やすい文字盤を継承しつつ、イタリアらしい遊び心を感じるデザインに仕上げられているのも魅力的だ。

画像をクリックして拡大

■Ref.11357.01。SS(40mm径)。30m防水。自動巻き(SELLITA Cal.SW200)。17万6000円


【問い合わせ先】
石岡商会
Tel.03-5396-4008

ペルセオ公式サイト
https://www.perseojapan.com/


文◎船平卓馬(編集部)

 

【関連リンク】
■【新作時計ニュース|イエマ】色使いだけでなく質感も向上、セイコー製メカクォーツを搭載した“ラリーグラフ”の最新モデル!
■【10万円台のラグスポ系モデルでイチオシ】イエマ(YEMA)のリストマスター トラベラー【実機レビュー】
■【第2回:未上陸ブランドを実機レビュー】STRAUM(ストラム)、ダマスカススチールを採用したノルウェーの新鋭ブランド

-小スライド, 新作時計ニュース, 話題のトピックス
-,