クラウドファンディングの普及もあって、小資本のマイクロブランドが台頭している。特にヨーロッパを中心に時計ブランドが大幅に増えているが、個性的な時計を比較的リーズナブルな価格で提供しているブランドが多く、日本でもすでにチェックしているめざとい時計ファンは多い。
フランスのクロフィックスは、クラシカルなダイバーズウオッチをベースに、フランスの国民的コミック『アステリックスの冒険』65周年を記念したモデルで日本上陸を果たした。
スイスのアトランティックは19世紀創業の老舗で、伝統的技法に則ったワールドマスターシリーズを引っ提げて、同じく日本デビューとなる。ほかにも日本で正式発売となりそうなブランドは多く、目が離せない。
【画像】日本新上陸の注目ブランド3選、代表モデルのデザインを見比べる
■Ref.CFA20241。SS（37mm径）。20気圧防水。自動巻き（Cal.NH35）。世界500本限定。7万7000円
CHRONOFIXE（クロノフィックス）
クロノフィックス×アステリックス リミテッドエディション
1857年にフランスのスイス国境近くのラ・ラス地方に時計工場として設立された老舗ブランド。19 50年代にはパイロットクロノグラフ“TYPE20”をフランス空軍に納入した実績をもつ。その後、民間向けに製造されたモデルは、軍用時計ファンから親しまれている。
本作は、フランスの国民的コミック『アステリックスの冒険』の65周年を記念して500本のみ製作された限定モデル。文字盤はフランス人アーティストであるロマリック・アンドレが主催する時計デザインプロジェクト“seconde-seconde（セコンドセコンド）”がデザインを手掛け、アステリックスが活躍した時代のオマージュとアール・デコのエッセンスを取り入れた、遊び心あふれる仕上がりになっている。
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321
■Ref. TH-PEU。SS（37mm径）。10気圧防水。自動巻き（Cal.SW200）。23万1000円
Bravur（ブラヴァ）
チームヘリテージ
ブラヴァは、スウェーデンのデザイナー、マグナス・エールムとヨハン・サーリンによって設立されたインディペンデントブランドだ。時計はスウェーデン・ボースタッドの工房で製作されており、独自のアセンブリを備えることで、生産体制と徹底した品質管理（組み立て中に独自のテストと検査を実施）を実現している。
本作は自転車ロードレース黄金時代の1950年代～80年代に活躍した、名門チームのジャージから想を得た37mmの小振りな３針コレクション。ステンレススチールケースを用いた耐久性と、視認性の高いデザインが特徴だ。
【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321
■Ref.53782.41.93RB。SS（39 mm径）。50m防水。自動巻き（Cal.SW279-1）。26万4000円
ATLANTIC（アトランティック）
ワールドマスター オリジナル パワーリザーブ オートマチック
1888年にスイス・グレンヒェン近郊の村ベットラッハで、エドワード・クンマーによって設立。当初はロンジンなどの部品を製造するサプライヤーだったが、1930年にオリジナルブランド“アトランティック”を立ち上げ、以来、高品質な時計を適切価格で提供する。
1950年代の自社のアーカイブからインスピレーションを得てデザインされた、アンティークルックな1本。エイジングされたようなツートン仕様の文字盤は、デイト表示とパワーリザーブ表示を備え、実用性も高い。
【問い合わせ先】
ユーロパッション
TEL：03-5295-0411
【画像】日本新上陸の注目ブランド3選、代表モデルのデザインを見比べる
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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