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【圧倒的存在感の手巻きパイロットウオッチ】1960年代に誕生したナビタイマーの無骨な魅力

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ブライトリング
ビッグナビタイマー

今回紹介するのは、1960年代に製造されたブライトリングのナビタイマーだ。48mm径の大型ケースを採用している点から、愛好家の間では”ビッグケース”や”ビッグナビタイマー”として親しまれている。

この角ばった大径ケースは、自動巻きクロノグラフの“クロノマチック”と共通の物であり、ケース9時位置にはクロノマチックのリューズを配置するための穴が空けられている。3時位置にリューズが配された手巻きムーヴメントを搭載する本モデルでは、9時位置の穴がふさがれている点にも注目だ。計算尺を備えたベゼルが、パイロットウオッチらしさを感じさせる。

【写真の時計】ブライトリング ビッグナビタイマー。Ref.0816。SS(48mm径)。手巻き(Cal.ヴィーナス178)。1960年代製。56万8000円。取り扱い店/ムーンフェイズ

【画像:スクリューバックの裏ブタやムーヴメントの状態を見る(全6枚)

ケースのコンディションに注目すると、使用に伴う小キズが確認できるものの、目立ったキズや打痕は見られない。ブラックのベゼルもエッジ部分にコーティングの剥がれが見られるが、全体の武骨な雰囲気を引き立てる役割を果たしてくれる。

ホワイトに塗られた時分針と、オレンジ色に塗られた計測用の針、ブラックの永久秒針という色分けは、それぞれの機能ごとに判読性を高める工夫であり、パイロットウオッチとしての機能美が感じられるポイントだ。

数字がびっしりと印刷された文字やペイントの施された針は、経年による変色や表面の荒れが見られるが、整備の際についたキズや剥がれなどは見られず、比較的良好な状態を保っている。

ムーヴメントには、当時のブライトリングで数多く採用されていた、ヴィーナス社製の手巻きクロノグラフCal.178を搭載。2カウンターのヴィーナス175をベースとしており、6時位置に12時間積算計を追加している点が特徴的だ。コラムホイールによる動作制御を行い、キャリングアームで動力を伝達する方式を採用している。

現代の基準で見ても大型のケースを採用した本個体は、アンティーク愛好家から見ると、あまり魅力的に映らないかもしれない。しかし、デカ厚時計を好んで使用する人や、腕回りが太いという人には、ツール感あふれる無骨なビッグナビタイマーは最高の選択肢となりうるだろう。

 

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文◎LowBEAT編集部/画像◎ムーンフェイズ

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