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【世界に180本だけとは!】180周年を迎えたグラスヒュッテ・オリジナルの美しすぎるアベンチュリンダイアル|菊地吉正の時計考_028

Photograph by Glashütter Uhrenbetrieb GmbH

ドイツ・ドレスデンよりクルマで40分ぐらいのチェコとの国境沿いに位置する山あいの町“グラスヒュッテ”。10社ほどの高級時計メーカーが本拠を構えるほどドイツ時計産業の聖地としても知られる。グラスヒュッテ・オリジナルはその地に1845年創業した時計工房がルーツ。それから一度も途絶えることなく2025年に180周年を迎えた。

そしてそれを祝して七つのスペシャルモデルがリリースされている。その代表的なモデルがここに取り上げたパノマティックルナ アニバーサリー・エディションである。

筆者が注目したのはその文字盤。そもそもパノマティックルナとは、オフセンターで左右非対称なダイアルデザインが印象的な同ブランドを象徴するコレクション。そのアニバーサリー・エディションは、同社初となるアベンチュリンガラス製の特別仕様なのである。

グラスヒュッテ・オリジナルはムーヴメントの95%を自社で製造するだけでなく、実のところ文字盤までも自社で製造してしまう数少ない時計メーカーのひとつ。もちろんグラスヒュッテでは唯一となる。

Photograph by Glashütter Uhrenbetrieb GmbH

美しく煌めく神秘的な夜空を表現したというこの文字盤。パノマティックルナのように大きな文字盤に対して小窓などが多いとそこから割れる可能性が高くなるといわれるアベンチュリンガラス。それを手がけたのが2025年にグラスヒュッテの地に新たに開設された同社の文字盤製造部門。つまり高度な加工技術によって見事に完成させたというわけだ。

4時位置のパノラマデイトのデスクを除き2時位置に設けられたムーンフェイズディスクも同じアベンチュリンが使われており、月はホワイトのマザーオブパール製。ホワイトゴールドの美しくシャープな時分針やアプライドのバーインデックスが放つ輝きと相まってまさに幻想的な雰囲気を作り出している。

この特別モデル、文字盤の美しさもさることながら、180周年にちなんで製造数は世界でたったの180本だけ。この希少性もこのモデルの大きな魅力なのはいうまでもない。

【必見!】180周年を祝した7つのスペシャルモデルとは?

■Ref.1-92-14-01-03-61。Pt(40mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.92-14)。世界限定180本。552万円2000円

協力◎グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座 (TEL.03-6254-7266

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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