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菊地吉正の【ロレックス通信 No.310】|全252頁で収録200本、有名アンティーク時計専門店が自費制作した貴重なバブルバック豪華本がハンパでない

今回は先ごろ販売されたばかりのロレックス・バブルバックの豪華な希少本「THE BUBBLE BACK 200 Timepieces」について書きたい。この本は東京・北区に店舗を構えるプライベートアイズのオーナー遠藤氏が自費で製作した代物である。

本書のバブルバックとはロレックスが1931年に開発した世界初の両回転式自動巻きムーヴメントを搭載した初のコレクション“オイスターパーペチュアル”の愛称。自動でゼンマイを巻き上げるために新たに設けられた回転錘(ローター)の出っ張りを収納するために当時のケース裏ブタが泡のように膨らんでいた見た目からこう呼ばれるようになった。

同店はバブルバックはもちろんのことその品揃えは、ディープなアンティーク時計愛好家からいち目置かれる知る人ぞ知る名店だ。そのため日本のみならず海外の愛好家も多い。そんな名店が制作したこのバブルバック本。自費とはいえその内容たるやこだわりがハンパでない。

収録されているバブルバックの個体は全部で200本。それらは過去の写真の寄せ集めではなく、すべて現物をこの本のために各方面から集めて新たに撮影しているというから驚きである。そして、それらの写真は1ページに1本掲載という贅沢な構成で、愛好家にとってはたまらない貴重な1冊に仕上がっている。

加えて本自体の体裁もこれまたスゴイ。ページ数は252ページにものぼり本の厚みは何と29mm、ハードカバーなのはもちろん、それを入れるためのかなり頑丈なケースと、さらにそれを保護するための段ボール素材のスリーブまでが用意されているという凝りようなのだ。

ちなみに本書に書いてあるように、かつて日本ではバブルバックではなくその形状から“達磨(だるま)”と呼ばれていたようで、ハードカバーの表には漢字で「達磨」、裏側には達磨のイラストが型押しされている。

初版の製造数は600冊。本誌の奥付けには「/600」とプリントされており、手書きによるシリアルナンバーが入るなど、遠藤氏の想いとこだわりが凝縮された、まさに時計マニア垂涎の豪華本と言える内容だ。定価は6万6000円。

なお、一般書店等では販売されていないため、購入を希望される人は同店に直接電話かメールで問い合わせを。

【画像】本書の写真をもっと見る!

・書籍名:THE BUBBLE BACK 200 Timepieces
・発行:プライベートアイズ
・判型:A4ワイドサイズ(297×235mm)
・ページ数:252P(4Cフルカラー)
・定価:6万6000円

お問い合わせ: info@watchnet.co.jp/Tel: 03-3940-0707(月曜除く11時から19時)

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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