イギリス・ロンドンを拠点とするコンシューマー・テクノロジー・ブランド“Nothing(ナッシング)”は、最新スマートウオッチ“CMF Watch 3 Pro”をリリースした。バリエーションはダークグレー、ライトグレー、オレンジの3色展開となる。
2020年に、起業家のカール・ペイ氏が立ち上げた“ナッシング”は、スマートフォン“Phone(1)”のほか、ワイヤレスイヤホン2点が、23年に国際的なプロダクトデザイン賞として知られるレッド・ドット・デザイン賞を受賞している。
同ブランドのスマートウオッチは、スタイリッシュかつミニマルなデザインと、直感的な操作が可能なユーザーインターフェースが特徴だ。AIを活用したフィットネス機能と、充実したヘルスケア機能を備えながら、洗練されたデザインへのこだわりがうかがえる。
Nothing(ナッシング)
CMF Watch 3 Pro
健康やフィットネスのサポートに重点を置いた同モデルは、前モデルよりディスプレイを拡大し、アクティブな状況での、より快適な操作性を実現している。
ケースサイズは47㎜経とやや大きめに感じるが、フィットネスやヘルスケア機能重視のモデルとしては、ちょうどいいサイズ感。軽やかに腕にフィットするシリコンベルトを採用しており、着け心地も軽やかだ。
スポーツやトレーニング向けの機能として加速度センサー、ジャイロセンサー、GPS、高度計、心拍データをもとにした運動強度計測を備える。さらに6軸加速度センサーを搭載し、装着した際の動きの検出やトラッキング機能が強化されている点も頼もしい。
【画像】全3モデル、最新スマートウオッチ“CMF Watch 3 Pro”のデザインを見比べる
GPS機能にはデュアルバンドGPSを搭載し、前モデルよりも高速かつ高精度なルートトラッキングを行う。131種類のスポーツモードに対応しており、パーソナルコーチ機能でオリジナルプランの作成もできる。
高性能心拍センサーのほか、METs値(運動強度を示す単位)と心拍数データなどを総合的に分析して1週間の運動量を可視化するアクティブスコア機能により、目標達成やモチベーションの維持に役立つ。
さらに防水防塵性能IP68に対応した設計のため、さまざまなアクティブなシーンでの使用が可能だ。
ヘルスケア機能としては、心拍数や睡眠データに加え、血中酸素飽和度(SpO₂)、ストレスレベルのトラッキング機能を装備。健康的な生活習慣づくりのサポートに役立ってくれる。
本モデルのバッテリーは通常の仕様で最大13日間持続可能。これらの機能は“Nothing X”アプリから、一元管理できる。
高画質で反応速度が高いAMOLEDディスプレイを採用。自動輝度調整機能により、常時、快適な画面の明るさを保てるのも嬉しい。
ビジネス向けの機能としては、ChatGPTを標準搭載。“Nothing X”アプリと同期すると、内蔵したボイスレコーダーに最大30分の音声録音ができ、自動でテキスト化もできる。
さらにBluetooth通話や140文字までのクイック返信など、スマートな操作で活用が期待できそうだ。
価格はいずれも1万3800円となる。
【画像】全3モデル、最新スマートウオッチ“CMF Watch 3 Pro”を別アングルで見る
【問い合わせ先】
Nothing Technology Japan株式会社
URL:https://nothing.tech/
文◎Watch LIFE NEWS編集部
【そのほかのニュースもチェック!】
■着け心地の良い40mmモデルなど全7機種【“ギャラクシー ウオッチ”最新作】世界初、若々しい健康を保つ”抗酸化指数”計測機能を搭載