スイスの高級時計ブランド“ LOUIS MOINET(ルイ・モネ)”は、“Cosmic Art(コズミック アート)”コレクションから、新作“ジャパン メテオライト”をリリースした。
1850年に岩手県陸前高田市気仙町に落下した、日本最大の隕石“気仙隕石”をインダイアルに使用したタイムピースだ。

■Ref.LM-85.20.JP。TI(40.7mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.LM85)。日本限定12本。660万円
LOUIS MOINET(ルイ モネ)
コズミック アート ジャパン メテオライト
1816年、時計師ルイ・モネが生み出した天体観測用の時計は、世界初のクロノグラフとしてギネス世界記録に認定された。
時計師ルイ・モネの精神を継承する同ブランドにおいて、現在でも“宇宙”は重要なテーマであり、フラッグシップコレクションである“コズミック アート”のインスピレーション源ともなっている。
同コレクションの新作の“顔”でもある、“気仙隕石”を用いた4時位置と5時位置の間のインダイアルは、隕石特有の複雑な色合いと美観が目を引き、存在感を放つ。
約46億年前に形成され、火星と木星の間に位置する小惑星の破片から生まれたという“気仙隕石”の歴史的背景も、この時計の魅力を高めている。
【画像】“気仙隕石”を採用、限定モデル“コズミック アート ジャパン メテオライト”をもっと見る
現在、“気仙隕石”の大部分は東京の国立科学博物館に収蔵・展示されている。その一部をコペンハーゲンの地質博物館が保管しており、そのわずかな破片を“ルイ モネ”が独占入手し、文字盤に採用している。
希少性の高い素材を用いていることから、生産数はわずか限定12本。日本でのみの販売となる。
“ルイ モネ”は隕石が気仙町に落下するまでの、数百万年もの時をかけた宇宙の旅を、膨大な“時”の積み重ねと解釈し、1秒1秒の経過をより際立たせるレトログラード機構を搭載した。
中央の赤色のレトログラード秒針は、20秒ごとに帰零する。先端に星型をあしらった針の形状は、1818年に時計師ルイ・モネが、第5代アメリカ合衆国大統領ジェームズ・モンローのために製作した、置き時計からインスパイアされたデザインとなる。
9時位置のスモールセコンドは、レトログラードの周期と対応しており、リングはブルー・ブラック・レッドと20秒ごとに色分けされている。
スケルトン加工により、レトログラードを作動させる複雑な機構を鑑賞することが可能だ。青焼き加工を施した青ネジが、構造がもたらす美観をさらに引き立たせている。ドーム型風防を採用し、どの方向からでも時計の内部が見えやすくする配慮も嬉しい。
グレード5チタン製ケースは、絶妙なサイズの40.7mm径。
空気抵抗を抑える必要がある飛行機やレーシングカーにも用いられる技術を、時計のフォルムに応用し、快適な装着性やフィット感を実現した。ラグは横方向にくり抜かれたオープンワーク仕様で、レザーベルトとケースがシームレスにつながるようにデザインされている。
254個のパーツで構成された、自社製の自動巻きムーヴメント“Cal.LM85”を搭載。毎時2万8800振動、約48時間のパワーリザーブを備える。
【画像】機構美と隕石特有の美の融合、“コズミック アート ジャパン メテオライト”に使用された隕石を見る
【問い合わせ先】
ジーエムインターナショナル
Tel.03-5828-9080
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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