2025年9月、東京で開催される世界陸上競技選手権大会を記念し、セイコーから限定モデルが登場する。大会のメインカラーでもある江戸紫は、東京ゆかりの伝統色として知られ、同ブランドからは腕時計や置時計にも採用されているのだ。そこで、今回は江戸紫カラーを取り入れた美しい時計3本を紹介する。
セイコー プロスペックス
スピードタイマー GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフ 東京2025世界陸上記念限定モデル
まず一本目は、19回目のオフィシャルタイマーを務める世界陸上に合わせ、プロスペックスから“スピードタイマー GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフ 東京2025世界陸上記念限定モデル”。
黒を基調に江戸紫を秒針やサブダイヤル縁に配した同モデル。付属の再生ポリエステル製ファブリックベルトにも紫色のステッチを施す。
デザインの原型は1972年発売の自動巻クロノグラフで、流線型ケースにキャリバー5X83を搭載する。また、裏ブタには記念モデルならではの大会ロゴマークとシリアルナンバーも刻まれる。国内250本限定販売となり、販売価格は33万円だ。
デコールセイコー
置時計 東京2025世界陸上記念限定モデル
次に紹介するのは、セイコーの最高級ブランド“デコール セイコー”からは、江戸紫を基調とした置時計が25台限定で登場。光の角度で繊細に色調が変化し、文字盤には伝統工芸の江戸切子で麻の葉柄を刻む。
なお、麻の葉は成長や繁栄の象徴とされ、六角形の幾何学模様と12時間表示が調和する立体的なデザインにも注目だ。江戸切子の製作は熟練職人が手掛けるという。また、こちらも大会ロゴマークが入った記念プレートが配されている。販売価格は、88万円となる。