De Guzman and Co.(デ・グスマン&カンパニー)は、2020年にフィリピンで設立された日本未上陸のマイクロウオッチブランドである。

ジオ・デ・グスマンを中心として4人の時計愛好家がブランドの運営に関わっており、“value-proposition(価値提案)”を理念として日本円で3万円〜5万円時計の価格帯で時計を展開。同価格帯で入手可能な最高の“価値提案”を追求することで、創設以来、八つのラインナップを完売してきた実績をもつ。
【画像12枚】SEIKO(SII)ムーヴメントで2機種、“デ・グスマン&カンパニー”の時計を見比べる
現在、ブランド公式サイトにラインナップされているのはレクタンギュラーケースを採用した“DG013”、山岳ハイキング愛好家やプロフェッショナルと共に開発したフィールドウオッチ“DG014”、クラシックスポーツクロノグラフ“DG018”の3コレクションだ。
いずれもオーセンティックな時計からエッセンスを継承しつつ、表示機能やデザインに独自性を加えており、使用する素材についても妥協はない。

ケースはソリッドミル加工された316Lステンレススチール製、風防はサファイアクリスタル製、インデックスや針の夜光塗料も、高級時計ブランドが採用するスーパールミノバC3を塗布。ムーヴメントはセイコー(SII)製の機械式ムーヴメント(DG013とDG014に搭載)と、メカクォーツクロノグラフ(DG018に搭載)を採用している。
夜光塗料については、アンティークウオッチのパティナ(経年変化)を表現したカラーリングなのもポイントだ。
創設から5年目を迎えた2025年以降、同ブランドは新たなチャプターに足を踏み入れているようだ。創業者のジオは、“単に価値提案を提供するだけでなく、フィリピンのマイクロブランド領域におけるイノベーションの最前線に立つ”というビジョンを掲げ、フィリピンの革新性と創造性を時計の世界で示すことで、同国をマイクロブランド市場における創造的な存在として認知させることを志している。

DG018 クロノグラフ ハイブリッド(ブルー)■SS(38mm径)。100m防水(ISO 2281準拠)。メカクォーツ(Cal.VK64A)。1万3888ペソ(約3万7000円)
De Guzman and Co.(デ・グスマン&カンパニー)
DG018 クロノグラフ ハイブリッド
DG018 クロノグラフ ハイブリッドはデ・グスマンが独自で解釈した、クラシックスポーツクロノグラフである。革新へのこだわり、そして創業者が医師であるという背景を反映し、DG018はダブルエッジ仕様のクロノグラフ秒針を採用しており、心拍数および呼吸数の測定が可能となっている。

15拍動および5呼吸を基準とした目盛り付きの2重エッジ秒針を搭載しており、計測開始から規定の回数に達した時点で針を止めるだけで、1分間あたりの推定心拍数や呼吸数を即座に算出できる仕組みである。
本モデルは1970年代風のデザインテイストを備え、スチール仕様とツートン仕様の2種類の仕上げが用意されている。ケースはこのモデルのためにゼロから設計されており、ケースエッジを削り込むことで、実際の厚さは13mmでありながら、実寸よりも薄くように見せる視覚効果をもたせているそうだ。
ケースは直径38mm、厚さ13mmのソリッドミル加工の316ステンレススチール製で、ドーム形のサファイアクリスタル風防を装備。二重ゴムシールガスケットを備えたネジ込み式リューズ、シングルゴムシールガスケットを備えたネジ込み式ロック式プッシャーにより、ISO 2281に準拠した100m防水が確保されている。
ムーヴメントは 、VK64Aを搭載。月差±20秒というクォーツならではの高精度を備えながら、機械式モジュールによるクロノグラフの動作を両立した、セイコー(SII)製のメカクォーツクロノグラフだ。
クロノグラフ秒針はスムーズに流れ、クロノグラフ秒針をゼロリセットする際も、機械式時計のように瞬時に帰針。プッシャーもしっかりとしたクリック感を備える。
ブラック/ブルーの2色の文字盤カラー、ケース・ブレスレットはスチール/ツートーン仕上げの選択肢があり、2026年2月現在の販売価格は1万3888ペソ(約3万7000円)となっている。

DG013 ドレス オートマチック(オブシディアン)■SS(25×39mmサイズ)。5気圧防水(ISO 2281 準拠)。自動巻き(Cal.NH05A)。1万3888ペソ(約3万7000円)
De Guzman and Co.(デ・グスマン&カンパニー)
DG013 ドレス オートマチック
DG013 ドレス オートマチックは、アールデコ時代の時計を現代的に解釈したモデルだ。クラシックでフォーマルな横25mm×縦 39mmとヴィンテージテイストの小振りなサイズに仕立てており、近年の時計界におけるダウンサイジングのトレンドにもリンクしている。
文字盤カラーはオブシディアン、サファイア、エメラルドの3色から選択でき、いずれも中央から放射状に筋目が広がるサンバースト加工が動的な表情を与えている。

12時、3時、6時、9時の位置には、スペイン統治以前からフィリピンで使用されていた伝統的なバヤバイン文字のインデックスを配置。フィリピンの文化的遺産を取り入れたデザインは、ほかのブランドにはない大きな魅力だろう。
なお、インデックスと針には夜間視認性を確保するため、フォーミュラパティナ仕様のスーパールミノバ® C3を塗布。経年変化した夜光塗料を想起させる濃いベージュのトーンが文字盤にアクセントを加えている。
ベルトはフィリピンの高温多湿な気候を想定した仕様となっており、内側はラバー、外側は防水加工を施したステッチ入りクロコダイルレザーで構成されている。
ソリッドミル加工316ステンレススチールケースは、サイズが幅 25mm×縦 39mm、厚さ11mm。ケースの造形に合わせて湾曲したサファイアクリスタル風防を装備しており、50m防水を確保する。
オブシディアン、サファイア、エメラルドの3色展開となっており、ムーヴメントはセイコー(SII)製の自動巻きキャリバー、NH05を搭載。2026年2月時点での販売価格は、1万3888ペソ(約3万7000円)だ。
【画像12枚】SEIKO(SII)ムーヴメント搭載、“デ・グスマン&カンパニー”の時計を別アングルで見る
》De Guzman and Co.(デ・グスマン&カンパニー)
公式サイト
https://www.deguzmanandco.com/
文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。
https://www.instagram.com/spherebranding/
【そのほかのニュースもチェック!】
■日本製機械式で4万円台【国産時計オリエント新作10種】ノンデイト38.4mmなど、人気モデル“バンビーノ”から新規軸が登場
■2万円台からのメカクォーツ【パンダ文字盤】高見え&本格派高コスパクロノグラフ注目モデル5選
■価格破壊の4万円台、ダイバーデザイン4機種【国産ブランド“オリエント”新作】“オリエント マコ 40”、小ぶりな39.9mmで20気圧防水を確保