藤波 辰爾-男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.104)

右はオーデマ・ピゲ ロイヤルオーク デイデイト ムーンフェイズ。金無垢が藤波さんの腕によく映える。左は限定のルイ・ヴィトン タンブール クロノグラフで、シリアルは200/277という特別なアイテム

 

 

 現役レジェンドレスラーの藤波さんの鍛えられた太い腕には、ラグジュアリーなスポーツウォッチがよく似合う。金無垢が美しいオーデマ・ピゲ ロイヤルオークは、まだ藤波さんが若手だったころに購入したものだ。

「もう37年くらい前になるかな。ちょうど海外修行に出て凱旋帰国してから数年経った時期で、結婚の申し込みに家内の実家を訪ねたんです。そのときにたまたまデパートの外商の人が来ていて、持ってきていたこの時計を見せてもらったんですよ。すごくいい時計だなって思ったけど、当時はまだこれを買えるほどのギャラはもらっていなかったんですよね。ところが家内の両親が、いい記念だから買っちゃえばって、こっちの懐事情も考えずに勧めてきたんです(笑)。何回かの分割払いにしてもらってなんとか買った思い出の時計ですね」

 もう1本はふだんから小物などを愛用していて大好きだというブランド、ルイ・ヴィトンのタンブールだ。

「懇意にしているショップの人が『限定モデルですが、シリアル番号200が取れたんで藤波さんのためにキープしておきました』って言うんですよ。こっちは欲しいとも言ってないのに(笑)。それで押し切られるような感じで買いました。ほかにも時計は10本くらい持っていて、気分に応じていろいろ使い分けていますね。スポーツ選手全般そうだと思うんですが、特にプロレスラーは多少の見栄もありますから時計にはこだわりが多いかもしれない。アントニオ猪木さんも身につけるものに関してはいい趣味をしてますが、そういう部分で印象に残っているのはジャイアント馬場さんかな。もちろん僕ら若手もそういう先輩方を見て刺激されたし、馬場さんの真似をして葉巻を吸ってみたりしましたね。やっぱり当時の先輩レスラーはかっこよかったです」

 65歳を過ぎてなおコンディションは上々。今後もリングには上がり続けるという。

「僕は朝起きるのが早くて、どんなに遅く帰ってもだいたい6時には起きてます。自分の興行が近くなると、打ち合わせや営業で時間なんか関係ないくらい忙しいですし、自分としてもそのほうが性に合っていますね。いまは春と秋ごとに、東京・大阪でそれぞれ自分が主催する大会に出場するほかに、ほかの団体に呼ばれるのを合わせて年間25試合くらいリングに上がっています。リングに上がるのをやめちゃうと一気に老け込んじゃう気がするから、試合ができる限りはこのペースで活動していこうと思ってます」

 

藤波辰爾(プロレスラー
TATSUMI FUJINAMI 1953年12月28日、大分県生まれ。70年に日本プロレスに入門し、翌々年にアントニオ猪木が設立した新日本プロレスの旗揚げに参加。78年にはニューヨークでWWWFジュニアヘビー級王座を獲得し、凱旋後に飛び技を多用した華麗なスタイルで人気が爆発。長州力などライバルとの名勝負で昭和〜平成の新日本プロレスを牽引し、99年からは社長を務めた。2015年WWF殿堂入り。現在も自身でプロモートする団体『ドラディション』を中心にリングで活躍中。

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