中原 丈雄-男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.108)

左からタイメックス エクスペディション ミリタリー クラシック、ティソ トラディション、ボーム&メルシエ ハンプトン クロノグラフ、タイムデザイン ラウンドモデル、オメガ シーマスター プロフェッショナル

  様々な映画・ドラマで多彩な役柄をこなす名バイプレーヤーの中原さん。人生で最初に手に入れた時計は、高校生のときに入学祝いとして貰ったセイコーの5スポーツだった。 「大人になったような気分がしてうれしかったですね。何年か前に銀座のレモン社で、当時と同じ時計を見つけたんですよ。懐かしくてよっぽど買おうかとすごく迷った思い出があります。30歳くらいのときには、知人からロレックスをいただいたことがありました。当時の自分の収入ではとても買えないような時計だったんだけど、気に入っていてよく使っていましたね。当時は食えなかったから、質屋に入れたことも2~3回あったんです(笑)。そういう意味ではすごく助けてもらった時計だったんですが、やっぱり当時の自分には分不相応で身につかなかったってことなんですかね。あるときに質屋に入れたんですけど、結局は請け戻せなくてそのまま流しちゃったんですよ。あれはいまでも少し後悔しています」

 現在のコレクションを拝見すると、落ち着いたデザインのモデルが多いようだ。  

「どれもふだんから気分に合わせて使っているものばかりですね。このタイメックスは自分で買った安物なんだけど、自分でベルトを交換したりして愛用しています。分厚いデザインがなぜか好きで、街歩きするときなどによくしていますよ。ティソの時計はドラマ『コード・ブルー』に出演したときに小道具で使ったものです。生真面目な医師の役だったのでこういうシンプルな時計を選んだんですが、気に入ったので撮影後にそのまま買い取りました。ほかは貰いものが多いですね。ただ時計って、たとえ1000円であっても、自分でお金を払って買ったもののほうが愛着が湧きやすい気がします。時計を眺めるのは好きで、いまでもたまに中野ブロードウェイに行って時計店をのぞいたりしていますね。最近はアンティークの時計にも興味があって、買わないまでもいろいろチェックはしています。腕時計だけでなく掛け時計も好きで、家には14個くらいあります。コンランショップで買ったニューヨーク、ロンドン、パリの時間が同時に表示されている時計や、週に1回自分でネジを巻く柱時計なども持ってますね」

 クルマやギター、ウクレレも好きで、特にギターはギブソンやフェンダーの希少モデルを多く所有している。そのため若いころは、ちょっと自由になるお金があったらクルマかギターに使うことが多かったという。

「でも、いまとなってはむしろ時計のほうが欲しいですね。ロレックスのゴールドやコンビのモデルもいいかなって思います。若いころは金の時計なんて嫌味だなって思っていたけど、この歳になるともうそんなに気にならないですから。ちょっとアンティークで枯れた感じなら、雰囲気もいいですしね」

 

中原 丈雄(俳優
TAKEO NAKAHARA 1951年10月19日、熊本県出身。水森亜土が主宰する劇団未来劇場で多くの舞台を踏む。33歳で退団してからはテレビドラマや映画を中心に活動するようになり、多くの作品にバイプレーヤーとして出演。主な出演作品は映画『おこげ』、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』、NHK大河ドラマ『真田丸』、連続ドラマ小説『なつぞら』ほか多数。趣味の絵画やギター演奏の技量も非常にハイレベルなことで知られる。

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