【A.ランゲ&ゾーネ 2020年新作第2弾】ランゲ1・タイムゾーンが新キャリバーを搭載し刷新

 ドイツの高級時計ブランド、A.ランゲ&ゾーネが6月25日に発表したばかりの2020年新作速報をお届けする。

ランゲ1・タイムゾーンが
新開発の自社製キャリバーで刷新

 グローバル化が進むなかで世界中を飛び回り、異国で仕事をし、外国の人々とコミュニケーションする人々が増え続ける現代の高級時計産業界では、“第二時間帯”は特に便利な付加機能として数えられている。
 A.ランゲ&ゾーネでは2005年、ランゲ1をベースに、世界にある24の時間帯の時刻を簡単に表示させることができる二つの時間帯を表示する機能をもつ時計を開発。
 それが15年を経た今年、新開発のキャリバーを搭載しリニューアルされたのだ。

左が2005年に発表された旧ランゲ1・タイムゾーンで、右がこのたび発表された新作。基本的な意匠は前作から引き続きつつ、新ムーヴメントを搭載するなどスペックの底上げが図られた

 今回発表される新ランゲ1・タイムゾーンは、機能性と読み取りやすさ、そして美しい仕上げ装飾が一体になった時計である。二つの時刻表示サークル、アウトサイズデイト、パワーリザーブ表示がオフセンターに配置された特徴的なダイアル、さらに第2時間帯を容易に設定できるおなじみの回転式24都市リングも健在だ。

 ランゲ1・タイムゾーンの特徴はワールドタイム機構付きの時計とは異なり、ホームタイムと第二時間帯の時刻をひと目で読み取ることができる点にある。大きな時刻表示サークルは現在地の時刻(ホームタイム)を示し、小さな時刻サークルでは24都市リングを使って第二時間帯を設定。リューズを使って時刻合わせをすると、2つの時刻が同時に修正できる優れモノだ。

 本作の最も重要な進化は、従来の小さな回転式の三角マーカーを付けたホームタイムとゾーンタイムのデイナイト表示を、それぞれの時刻表示サークルの中央に組み込んだことである。これにより、時針でそれぞれの時間帯が日中または夜間のどちらなのかがわかるようになった。
 このデイナイト表示サークルは、青い半円弧がプリントされたディスクが24時間で1回転、その24時間に時針が2周する。時針がダイアルと同じ色の部分にある時は日中(午前6時から午後6時)を、そして青い半円部分にある時は夜間(午後6時から午前6時)を意味している。

 

 さらに新しいランゲ1・タイムゾーンにはもうひとつ、実用的な表示機能が追加されている。
 それが、5時位置にあるゴールドの三角インデックスの底辺側にある小さな窓だ。
 この三角インデックスは、設定している時間帯の代表都市を示しており、窓が赤色になると、その地域ではサマータイム制を採用していることを意味する。
 その場合には、北半球では春から秋、南半球では晩夏から春までの間は、そのゾーンタイムに1時間を加える必要があるというわけだ。またその地域が1年を通じて標準時であるという場合には、窓は淡色のまま。この表示を可能にするため、24都市リングの下側に夏時間制を見分けるための工夫が施されている。

 一方、前モデルから踏襲した点として、第二時間帯を容易に設定できる回転式24都市リングが挙げられる。
 このリングには、1884年に定められた世界の24の時間帯の代表都市がプリントされており、8時位置にある調整ボタンを押すことで切り替えることができる。
 これと同時に小さなサブダイアルの時針が1時間進み、その代表都市のタイムゾーンを示す仕組みだ。

 小さなサークルのゾーンタイムを大きなサークルに移行させるというユニークな同期メカニズムも、前モデルから受け継いだ。
 これは、外国に長期滞在するときにゾーンタイムとホームタイムの表示を入れ替える場合に便利な機能である。
 リューズを引き出して針を動かすと、両方の時間帯の時刻を同期できるが、その際に、第二時間帯の時刻合わせ用ボタンを押したままにすると、ゾーンタイムの時針を固定できる。こうして、ゾーンタイムとは別に新しいホームタイムの時刻に設定することも容易に行える。なお時刻合わせができたら、10時位置のボタンを使ってホームタイムと連動するアウトサイズデイトの日付けを修正する。

 

新開発の自社製キャリバー

 本作のために自社製キャリバーL141.1が新しく開発されたことにより、ランゲ1 ファミリーで“L901”をベースキャリバーに使用していたすべてのモデルが新しいムーヴメントにスイッチした。ランゲの自主開発キャリバー65個目となったこの新キャリバーは、香箱1個で、パワーリザーブ72時間を実現。それ以外にも、古典的なチラネジテンプや、1時間に2万1600回振動する自社製フリースプラング式ヒゲゼンマイなど、ランゲならではのディテールが盛り込まれている。


 サファイアクリスタルのシースルーバックからは、素材の特性を生かした洋銀製4分の3プレート、ビス留め式ゴールドシャトン、ブルースクリュー、テンプ受けおよび中間車の受けなど、ランゲならではの品質の証しを見ることができる。二度組方式で仕上げられたムーヴメントの随所に施された手彫りの装飾模様が、A.ランゲ&ゾーネの最高品質基準を物語っている。

 

三つのバリエーション

 新しいランゲ1・タイムゾーンのサイズは従来のモデルと同じで、ケースの直径は41.9ミリ、高さは、10.9ミリとなる。
 このランゲ1・タイムゾーンにはケースとダイアルの組み合わせが3通りあり、ホワイトゴールド/ブラック、ピンクゴールド/シルバー、そして100本限定製作のイエローゴールド/シャンパンのカラーコンビネーションが展開される。

ランゲ1・タイムゾーン
(左)Ref.136.032。PGケース。税抜予価551万円(8月以降発売)。(中)Ref.136.029。WGケース。税抜予価551万円(8月以降発売)。(右)Ref.136.021。YGケース。世界限定100本、ブティック限定。税抜予価585万円(9月以降発売)。
共通スペック/ケース径41.9mm、ケース厚10.9mm。日常生活防水。手巻き(Cal.L141.1/72時間パワーリザーブ)

 

<ランゲ1・タイムゾーン サンプル巡回展>

 発売は2020年8月以降(YGモデルは9月以降)となるが、日本に届いたばかりのPGモデルとWGモデルの実機サンプルが、国内3カ所のA.ランゲ&ゾーネ ブティックで先行披露されるため、気になる人は足を運んでみてはいかがだろうか。

巡回展スケジュール
◇ A.ランゲ&ゾーネ 銀座
 6月26日(金)&27日(土)、30日(火)、7月1日(水)~6日(月)
◇ A.ランゲ&ゾーネ 伊勢丹新宿店
 7月8日(水)~ 15日(水)
◇ A.ランゲ&ゾーネ 阪急うめだ本店
 7月17日(金)~ 22日(水)

※6月28日(日)、29日(月)は、日本橋三越本店本館6階ウォッチギャラリーで現在開催中の「ドイツ時計フェア2020」内で特別展示。

 

 

【問い合わせ先】
A.ランゲ&ゾーネ
TEL:03-4461-8080
A.ランゲ&ゾーネ公式サイト
https://www.alange-soehne.com/ja/

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