【Q80】機械式時計をオーバーホールに出す頻度はどれくらい?

A.3〜4年ほど

 腕時計を分解し、ムーヴメントやケースの洗浄、ムーヴメントのパーツへの注油、組み立て、調整後の精度チェックまでを行うことを“オーバーホール”と言う。
 機械式時計はゼンマイを動力に、数多くの小さな金属パーツが集まり複雑に絡み合いながら時を刻む。
 そのため歯車の軸をはじめ、必要なところに油を注すことで金属パーツ同士の摩耗を軽減するように設計されている。

オーバーホールせずに放っておくと後に重大な故障につながり、修理代が膨らむことも

 修理技術者によると、この油は通常3〜4年で劣化または乾燥し、それが原因で部品が摩耗して精度の乱れや動作不良が生じるという。
 オーバーホールをせずに使用を続けると部品が破損する恐れがあるだけでなく、水が時計内部に入らないようにするためのパッキンの劣化による防水能力の低下などの重大な故障につながりかねない。
 これらの不具合を事前に発見するためにも、3〜4年の目安で一度オーバーホールに出すのが良いとされている。

 ちなみに同企画にて、クォーツ時計にオーバーホールは必要なのかという回を掲載している。合わせてチェックしてみてほしい。

 

文◎松本由紀(編集部)

 

【関連リンク】
■Q34.クォーツの腕時計にもオーバーホールは必要か
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