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【34mmという小ぶりなケース径が大きな魅力】幻のアンティーク時計からインスパイアされた国産ブランド“KUOE(クオ)”の最新作をチェック!

【ブランドについて】

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 京都発の国産ウオッチブランドであるKUEO(クオ)。ブランド創業者が学生時代に語学留学で訪れたイギリス・ロンドンで、アンティークウオッチに触れたことがきっかけとなって誕生した気鋭の時計メーカーだ。
 現代の時計と比べて細部にまでこだわったディテールや独特の質感や小ぶりなサイズ感などアンティークウオッチにはユニークな魅力が多くあるのだが、現代で使用するにはメンテナンスなどランニングコストの問題が必ずついてくる。そこで、アンティークウオッチのデザイン性を体現した国産時計を手頃な価格で多くのユーザーに楽しんでもらいたいという思いで同ブランドはスタートした。
 同社の特徴と言えるのが、自社で企画・生産・販売まですべてを管理する独自のビジネスモデルだろう。このビジネスモデルにより、低価格で日本製の腕時計を実現。日本製ムーヴメントを搭載し、組み立ても日本で行いながら、価格以上の質感を備えたモデルを、1万円台からラインナップしているのだ。

 

 

 そんな同ブランドが新たなクラウドファンディングを行っていることはご存知だろうか。これまでも多くのアンティークテイストを取り入れた時計を生み出してきたクオだが、今回新しく発表したモデルはこれまでの時計製造に関するブランドの叡智を結集させたフラッグシップモデルと言える時計“ROYAL SMITH 90-008”だ。
 今回はそんなブランドを代表する新たなモデルの魅力に迫っていきたい。

【ROYAL SMITH(ロイヤルスミス) 90-008】

 

■SS(34mm径)。日常生活防水。自動巻き(Cal.9039)。8万5900円(現在クラウドファンディングサイトMakuakeではお得に購入できる応援購入プランが用意されている)
 アンティークウオッチのデザインやディテールを多く取り込んだクオの最新モデル。細部まで徹底的に作り込んだことで、価格以上の完成度を誇っている。1940年ごろに流行したクッションケースを採用しており、このケースデザインはイギリスのウオッチメーカーであるスミス社のアンティークウオッチから着想を得たのだという。
 クオの自社工房に専用の製造ラインを構築。同社所属のウォッチメーカーが1本1本組み立てを行ったことで、高い完成度を誇る時計に仕上げている

 

 

 サイドから見るとよりアンティークテイストが際立つ。
 筆者個人の感想だが34mmという小ぶりでバランスの良いサイズ感も相まって、実際に40年代の時計を着けているような感覚を覚えた。

 

 

【着け換え用の時計ベルトが付属】

 

 画像のように時計ベルトを変更するだけで、全く異なる雰囲気を楽しむことができるのもロイヤルスミスの利点と言えるだろう。
 時計ベルトはブラックとモカブラウンのレザーベルトが2本付属しているのも見逃せないポイントだ。ファッションや着用シーンに合わせて時計ベルトを変更できるのはユーザーにとって嬉しい。


 
 また時計ベルトにはイージーチェンジャブルシステムが搭載されているため、バネ棒外しのような工具を使用することなく簡単にワンタッチで着脱が可能となっている。

 

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