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【先行発売を開始、世界限定300本の限定クロノグラフ】イエマの新作は伝説のフレンチ・ラリーカー“ルノー5ターボ”がモチーフ

 “YEMA(イエマ)”はスイス国境に近いフランスのジュラ地方で1948年に創設された時計ブランド。60年代に当時としては驚異的なスペックである300m防水のダイバーズウオッチ“スーパーマン”、レガッタタイムを搭載した200m防水のクロノグラフ“ヨッティングラフ”など、ブランドアイコンとなるモデルを次々とリリースし、スポーツウオッチの分野でフランスを代表するブランドとなった。

 多彩なジャンルでアイコニックなモデルを生み出してきたイエマだが、なかでも同社のコレクションで存在感を放っているのが、モータースポーツからインスパイアされたクロノグラフだろう。

 1978年のF1ワールドチャンピオンであり、インディ500、デイトナ500とF1チャンピオンを全て獲得した唯一のドライバー、マリオ・アンドレッティがイエマのラリークロノグラフを着けていたことが知られており、60年代から70年代にかけてアイコニックなレース用クロノグラフを生み出している。

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 今回、クローズアップする“イエマ・ラリー5ターボ・リミテッドエディション”は、モータースポーツと関連の深いイエマのアイデンティティを象徴するコレクションと言える。そのモデル名が象徴しているように、モチーフとなっているのは1980年代のアイコンである伝説のフレンチラリーカー、“ルノー5ターボ”だ。


【イエマ・ラリー5ターボ・リミテッドエディション】

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【製品スペック】
■素材:316Lステンレススチールケース&レザー製ラリーストラップ(フランシュ-コンテ地方製)
■サイズ:ケース径39mm×T12mm、ラグ幅20mm
■防水性:10気圧防水
■ムーヴメント:自動巻き(ETA7753)
■搭載機能:時刻表示 /デイト表示/ クロノグラフ
■製造数:世界限定300本
■国内定価:31万6800円(税込)


》伝説のフレンチ・ラリーカー、ルノー5ターボをモチーフとする機械式クロノグラフ

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 “ルノー5ターボ”はラリーを戦うための競技ベース車両として1978年にパリサロンでデビューを飾ったスポーツカーだ。市販仕様のモデルは80年に発売され、世界的なホットハッチブームの火付け役として高い人気を誇った。競技用ベースのパフォーマンスと同時にイタリアの工業デザイナー“マリオ・ベリーニ”による内装デザインも特徴となっており、専用の革張りでレッドやブルーの鮮やかなカラーリングを採用したシート、独特の形状に仕上げたヘッドレスト一体型バケットシートなど、モダンな意匠でも話題を集めた。

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 なかでも“ルノー5ターボ”を象徴するデザインとして知られているのが、L字型スポークのステアリングだろう。この“イエマ・ラリー5ターボ・リミテッドエディション”では、“ルノー5ターボ”のステアリングに見られるL字型スポークを文字盤のデザインに取り入れたほか、“ルノー5ターボ” のデザインエレメンツが様々なディテールに投影されている。以下、ディレクションを手掛けたクリスチャン・ボールのコメントを参照していただきたい。


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「まず最初に私は、初代R5独自のハンドルの形を真っ先に連想させる文字盤からデザインを描き始め、同様にクロノグラフ カウンターそして車のダッシュボードに見られる特徴的な針をデザインしました」

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「それから文字盤の加工マーカー、メインダイアル、" サンドイッチ "サブダイアル、そして埋め込み式ダイアルという四つの特徴的な層を重ねることによって全体に厚みを持たせました。デザイン完成時には、新しく開発した特別なステンレススチールケースとエンジンピストンを連想させるプッシャー、1980年代のR5をリスペクトする色彩の選択などの構想が私の中で確立していました」

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