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【ロレックスなどでも増加中!? チタンウオッチの魅力】グレード5チタン編

マットな質感、独特のグレーの色合いからステンレススチールに質感が劣るという印象が強かったチタンウオッチだが、近年はロレックス、ウブロ、ショパール、オーデマ ピゲなど、有名な高級時計ブランドにも、ステンレススチールに比肩する精密な研磨や仕上げを施したチタンウオッチがラインナップするようになった。

その大きな要因と言えるのが、1980年代後半から採用されるようになったグレード5チタンの登場と加工技術の進歩だろう。グレード5チタンはチタン、アルミニウム、バナジウム、鉄、酸素で構成されている合金であり、グレード2チタンの約2倍に当たる300HVの表面硬度を備える。

熱伝導率の低さ、高い硬度、低い弾性率などの特性から高級時計に求められる寸法精度を高めた加工には高い技術が必要となるが、その反面でコストをかけて加工することで、チタンの高度な実用性と高品質な仕上げを両立した時計を製造できるのだ。

研磨処理を施すことでステンレススチールに比肩する高級感のある質感に仕上げることができる反面で、加工には高度な技術、時間、コストが必要となる。一概には言えないが、一般的にグレード2チタンよりも格段に高額なモデルが多い。

【グレード5チタン採用モデルをもっと見る】


■Ref.L3.821.1.53.6。TI(42mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.L791.4)。80万9600円(ブレスレット仕様)

ロンジン
ロンジン スピリット フライバック
1925年にフライバック機能搭載の最初のモデルを製造し、1936年に世界初となるフライバック機能の特許登録。そんなロンジンの歴史的遺産、数々の偉大な飛行士から絶大な信頼を得て創られた計器の伝統を受け継ぎ、2023年3月に誕生したのが“ロンジン スピリット フライバック”だ。本作ではステンレススチールよりも軽量で強靭な合金である、グレード5チタンが採用されている。

ムーヴメントには、耐磁性とシリコン製ヒゲゼンマイを備えた“ロンジン エクスクルーシブ キャリバーL791.4”を搭載。約68時間のパワーリザーブを備え、COSC(スイス公式クロノメーター検定機関)のクロノメーター認定を取得。

【問い合わせ先】
ロンジン
TEL.03-6254-7350


■Ref.DC3226A-S3CJ-BE。TI(44mm径)。600m防水。自動巻き(BALLキャリバーRR1402-C)。63万8000円

ボール ウォッチ
エンジニア ハイドロカーボン NEDU G5

The US Navy Experimental Diving Unit(アメリカ海軍潜水実験部隊)を讃えて開発されたプロユースのダイバーズ・クロノグラフ。600m防水に加え、世界で初めて自動減圧バルブをリューズに組み込むという特許技術や最新スペックを随所に取り入れた。

【問い合わせ先】
ボール ウォッチ・ジャパン
TEL.03-3221-7807

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