カジュアルウオッチシーンにおいて、絶対的なポジションを確立しているカシオのG-SHOCK。ユーザーを常に飽きさせないハイペースな新作展開が行われるなか、直近の売れ筋ベスト10を紹介する。
1974年、カシオはそれまで計算機事業で培ったエレクトロニクス技術を生かして、同社初の腕時計となる“カシオトロンQW02”を完成させた。2024年は、それから50周年という記念すべき節目にあたる。この間、カシオではG-SHOCKを筆頭にオシアナスやプロトレック、エディフィスといったコンセプトの異なるブランドを確立し、幅広いシーンやスタイルに合わせた魅力的な商品展開を行っている。
そのなかでも、カシオのアイコンといえば、やはり優れた耐衝撃性能を備えた最強のタフネスウオッチ“G-SHOCK”だ。そこでここではG-SHOCKに絞って、売れ筋の上位10モデルを紹介する。
堂々の1位は発売以来、不動の人気を誇るフルメタルG-SHOCKの5000シリーズだ。新作のペースが早く、かつコラボなど話題性の高いモデルも多いG-SHOCKだが、それでもこの結果なのだから、改めてその人気ぶりがうかがえる。
またランキング全体をとおして見ると、昨今はG-SHOCKのなかでも比較的高価格帯のモデルの売れ行きが伸びてきていることがわかる。10位に約50万円というハイエンドモデルのMRG-B5000シリーズがランクインしているのは驚いた。G-SHOCKの高級化路線を歓迎しているファンも多いということだろう。
【画像】“G-SHOCK(ジーショック)”、1位〜10位のモデルを一気に見る
【G-SHOCK:第1位】
5000シリーズ GMW-B5000D-1JF
発売以来、不動の人気を誇るフルメタルG-SHOCKの5000シリーズ。初代モデルから継承しているスクエアケースを採用しつつ、ファインレジン緩衝体を挟むことで、メタル素材でありながらも、G-SHOCK特有の優れた耐衝撃性能を実現した。マルチバンド6に加えスマートフォンリンクといった機能的にも先進的な技術を盛り込んでいる。
樹脂製の外装をもつゆえに、長らくカジュアルなイメージが定着していたG-SHOCK。しかし、鍛造成形によるステンレススチールを用いて、重厚感と高級感を併せもったフルメタル仕様の登場で、そのイメージを払拭。大人が着けて楽しめるG-SHOCKとして絶大の支持を得た。
【G-SHOCK:第2位】
マッドマスター GWG-B1000-1AJF
過酷な使用環境に耐える防塵・防泥構造と耐振動構造を備えたマッドマスターのフラッグシップ機。荒野を走るオーバーランダースタイルから着想を得て、オフロード車やサバイバルギアに見られる質実剛健なイメージがデザインに落とし込まれている。ステンレスとカーボンファイバー強化樹脂の異素材パーツを組み合わせたガード構造を採用する。
マッドマスターは、G-SHOCKのなかでも特に耐久性に優れており、さらにトリプルセンサーを装備し、より広範な環境条件下での使用が想定されたプロユースモデルだ。GWG-B1000はその最新バージョンとして2023年10月に登場しており、フラッグシップ機として安定した人気を獲得している。
続いて3位以下のランキングを見ていきたい。3位こそリニューアルしたレンジマンGPR-H1000がランクインしているが、以降は実に半数が初代5000/5600の系譜に連なるモデルで占められているのがおわかりになるだろう。外装素材や機能性に違いこそあるものの、やはり多くの人が“ザ・ジーショック”と言える定番の角形フォルムを好む傾向にあるようだ。
またこのレンジマンや5位のDWH-5600に搭載されたアクティビティ計測や、スマートフォンリンクに対応したモデルのランクインが目立つことも特徴と言える。時計としての完成度の高さを求めると同時に、こうしたユーザビリティーに優れた機能性を求めるユーザーが増えているということだろう。
【G-SHOCK:第3位】
レンジマン GPR-H1000-1JR
“究極のサバイバルタフネス”というコンセプトのもと、過酷な環境下で活動するレンジャーに由来して命名されたレンジマンの最新バージョン。フィールド活動を支える計測機能に特化しており、6センサー+GPS機能を搭載している。
機能性をさらに進化させ、デザインを刷新したレンジマンは、新たに心拍測定機能を追加し、9種類のアクティビティ計測に対応している。既存のGスクワッドシリーズの耐久性をいっそう強化したサバイバル仕様といったところだろうか。優れた性能に対して価格が控えめな点も人気の理由か。
【画像】“G-SHOCK(ジーショック)”、4位〜10位のモデルを見る
【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL.0120-088925
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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