時間を表示する道具であり、計測機器としも発展してきた歴史をもつ腕時計。ロレックスのデイトナやタグ・ホイヤーのカレラに代表されるように、モータースポーツとの関わりも深い。
今回は、フランス発の日本未上陸ブランド、デパンセルによるレーシングクロノグラフに加え、F1界の強豪レッドブル・レーシングとタグ・ホイヤー、エドックスとBMW モトラッドの最新コラボモデルなど、モータースポーツをコンセプトにしたモデルを紹介する。モータースポーツのファンはもちろん、時計愛好家の心をくすぐる魅力が詰まったモデルたちだ。
デパンセル アリュール・オートマチック・クロノグラフ シルバー
“DEPANCEL(デパンセル)”は、フランス発のモータースポーツ愛好家に向けたレーシングクロノグラフを開発するブランドで、日本未上陸の独立系マイクロウオッチブランドだ。デパンセルのブランド名はフランス自動車メーカー、デラージュ、パナール、ファセル・ベガの三つを組み合わせたもので、自動車エンジニアリングにも精通する創業者の情熱を感じさせる。
今回紹介する”アリュール・オートマチック・クロノグラフ”はモータースポーツの黄金時代にインスパイアされたモデル。文字盤中央にはラジエーターグリルのような繊細なテクスチャーが施され、インデックスは円形のサテン仕上げとなっている。ケースはポリッシュと梨地の仕上げを組み合わせることで立体感を増すなど、古き良き時代の時計を思わせるデザインに仕上がっている。
デザイン面ではヴィンテージの世界観としながらも、防水機能は100m、サファイアクリスタル風防、スイスのセリタ社製自動巻きムーヴメントのCal.SW510など、現代で求められるスペックを備えている。2024年に登場したモデルだが、日本未上陸ブランドのため詳細は公式サイトを参照のこと。
【問い合わせ先】
DEPANCEL(デパンセル)
公式サイト
https://depancel.com/en-int
タグ・ホイヤー×オラクル・レッドブル・レーシング
F1の公式タイムキーパーを務め、数々のチームとパートナーシップを結んだタグ・ホイヤー。今回紹介するのは、レッドブル・レーシングチームとのコラボウオッチ”フォーミュラ1 クロノグラフ x オラクル・レッドブル・レーシング”を発表している。
ダークブルーを基調とする文字盤にチームカラーのレッド、差し色のイエローを組み合わせたカラーリングが特徴。文字盤はアスファルトの質感を再現し、10時から7時の位置にはチームのロゴが描かれている。ステンレススチール製のケースにはブラックDLC処理が施されており、よりスポーティーな世界観が強調されている。
6時位置のインダイアルはレーシングカーのスピードメーターに着想を得てデザインされている。2時位置のプッシャーにはレッドラッカーが施されている。裏ブタには、チームのF1参戦20周年を記念する“20”やロゴに合わせてシリアルナンバーが刻印される。限定3000本のみ生産される。2024年12月に発売されたモデルだが、うまく店舗を見つけられればまだ購入できるかもしれない。
【問い合わせ先】
LVMHウォッチ・ジュエリー・ジャパン タグ・ホイヤー
TEL.03-5635-7054