現在、世界的に時計価格が高騰していることはご存じのとおりだ。このことは国産ブランドも例外ではないが、まだ海外に比べれば現実的な価格帯のラインナップが充実しており、普段使いとして楽しむ腕時計の選択肢は多い。
こうした理由もあって以前にも増して国産ブランドの注目度が高まっている印象だ。
とりわけセイコー、シチズン、エプソンなどの大手は、高い製造技術を有しており、かつ汎用ムーヴメントを自社で製造しているという強みを生かして、価格に比してクオリティの高い機械式モデルを数多く展開している。
加えて近年は、文字盤に和のテイストを感じさせる仕上げを施すなどしてデザインも差別化するなど、20万円アンダーという予算でも魅力的なモデルが多く揃っている。
今回は10万円台までの価格帯から、コストパフォーマンスに優れた5種類の機械式時計をセレクトしてみた。

■Ref.SBDC213。SS(40mm径)。300m防水。自動巻き(Cal.6R55)。世界限定6000本(うち国内2000本)。19万2500円(5月10日発売予定)
SEIKO PROSPEX(セイコー プロスペックス)
ダイバーズ 1965 ヘリテージ セイコー
ダイバーズウオッチ 60周年記念 限定モデル
1965年に国産初のダイバーズウオッチを開発したセイコー。その誕生60周年を記念した限定モデルは、荒々しい海を表現したダイナミックな型押しパターンを文字盤に施した300m空気潜水用防水仕様だ。新開発のバックルは最大約15mm延長が可能で質感も向上した。
【画像】プロ仕様300m防水、セイコー プロスペックスを別アングルで見る
【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室
TEL.0120-061-012

■Ref.RK-AU0107E。SS(38.5mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.F6N43)。7万7000円
ORIENT STAR(オリエントスター)
GBA-950
12時位置にオリエントスターの特長であるパワーリザーブ表示を配した、定番の“スタンダード”コレクションに新色が追加。樹木の葉をイメージしたグリーンのほか、彩度を低く抑えたアースカラー全5種がラインナップする。
【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室
TEL.042-847-3380

■SS(38mm径)。20気圧防水。自動巻き(MIYOTA Cal.9039)。11万3000円
KUOE(クオ)
ソンブレロ 90-011
宇宙で最も美しいといわれる“SOMBRERO GALAXY(ソンブレロ銀河)”から名付けられた本作のケースは、往年のダイバーズウオッチに見られたユニークなフォルムを採用し20気圧の防水性能を備える。文字盤には豊富なカラーバリエーション(全5種)を揃えている点もうれしい。いずれもアンティーク感ある落ち着いたトーンとリネンテクスチャーを施すことで渋い雰囲気を醸し出す。ダイバーズウオッチの魅力である無骨さを残しつつも、ドレッシーで上品な雰囲気を感じさせる。
【問い合わせ先】
KUOE KYOTO 本店
TEL.075-286-7929

■Ref.NB6059-57P。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.9051)。14万8500円
CITIZEN(シチズン)
シリーズエイト 831 メカニカル
東京の夜景をデザインソースに、日本で親しまれてきた市松模様を組み合わせた独特のパターンを文字盤に採用したメカニカルモデル。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807

■Ref.NJ0154-80H。SS(40mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.8210)。6万8200円
CITIZEN(シチズン)
シチズンコレクション TSUYOSA
豊富なカラーバリエーションが人気のTSUYOSAコレクションのなかで、ひと際高級感のあるコンビネーションカラー仕様。
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL.0120-78-4807
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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