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文字盤に魔除けの“邪眼”!?【300m防水“G2チタン”ダイバーズウオッチ】ギリシャの日本未上陸ブランド“IANOS(ヤヌス)”新作2機種

IANOS(ヤヌス)は、ジェイコブ・ハツィディミトリウによって設立されたギリシャ発の日本未上陸の独立系マイクロウォッチブランドだ。

時計製作という芸術を通して、古代ギリシャの神話、歴史、科学に隠された物語を現代に蘇らせることをコンセプトに誕生し、時計デザインは、ヴィンテージウオッチと古代ギリシャのデザインからインスピレーションを得ている。

IANOS

ブランド名の“ヤヌス”とは、始まりと終わり、そして“時”そのものを司るローマの神“イアヌス(ギリシャ語でヤヌス)”に由来する。二つの顔をもつこの神は、過去から現在への変化と移行の象徴だったそうだ。

“ヤヌス”では、ローマの神“イアヌス”に導かれたかのように、ミニマルなモダンデザインと、伝統を受け継ぐスイス品質を備えた時計を製作しており、美の三要素であるシンメトリー(対称性)、プロポーション(比例)、ハーモニー(調和)をデザインプロセスに組み込むことを重視している。

今回は、ギリシャの新鋭“ヤヌス”より、最新モデルである“ディティス”を紹介していく。


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IANOS(ヤヌス)
ディティス

ディティスは、ヤヌスの代表作である“ミハニコス”の成功を受け継いで製作された、同ブランドのダイバーズウォッチ3部作の最終モデル。ギリシャの文化をデザインで表現した、300m防水の本格ダイバーズウオッチだ。

ブルーとホワイトの2色がラインナップされ、ブルーの文字盤はギリシャ国旗の色、ホワイトの文字盤はギリシャの島々で世界的に有名な白亜の建物からインスピレーションを得ている。

 

【画像】色違いで2機種、ヤヌス新作“ディティス”のデザインを見比べる


ディティスは、ギリシャのレガシーを称えるという彼らのビジョンを具現化したモデルだ。開発は、先行する二つのダイバーズウオッチで得た知識を活用しながら進められ、マリンアクティビティにおける多様なニーズに対応しつつも、あらゆる側面が再設計された。

ケース、ベゼル、リューズ、ベルトのピンバックルには、すべてグレード2チタンを採用。ケースはブランド史上最小の直径41mm、厚さ14.68mmで、オーバーサイズ感を与えることなく、力強く存在感のある手首への装着感を実現している。

Ianos_Dytis_case

チタン製の逆回転防止ベゼルは、表面に細かな凹凸を施したネイキッドデザインを採用。側面にはローレット加工によるインデントを施し、操作性を高めながら時計の実用性を向上させている。チタンの素材感を生かすことで、手首への軽やかな装着感と全体的なクリーンな外観を実現しながら、鮮やかな文字盤の色彩を引き立てている。

シンプルで視認性の高いインデックスは爽やかなホワイトカラー、ギリシャ伝統の潜水技術であるカンパネロペトラで使われる石からインスピレーションを得ている。

Ianos-Dytis_Blue dial

12時位置にはインデックスの代わりにギリシャ国旗のラインを表す4本の水平線が配置され、6時位置のスモールセコンドには、魔除けに使用される“邪眼 ”のモチーフがデザインされた。

ディティスは極限の水中環境に耐えるよう設計されており、スクリューダウンクラウン、サファイアクリスタル風防を装備することで300m防水を備える。ムーヴメントは、スイスのセリタ社製自動巻きキャリバー、SW360-1を搭載している。

付属しているラバーベルトは、人間工学的な造形で密着感を追求しており、快適なフィット感を実現。裏面には、世界最高峰の品質を誇るギリシャの海綿をモチーフにしたパターンが施され、アイコニックな造形が個性を主張している。

ブルーとホワイトの2色ともに、販売価格は1850スイスフラン(日本円で約32万4000円)だ。

 

【画像】ブルーとホワイト2機種、新作“ディティス”を別アングルで見る

 

》IANOS(ヤヌス)
公式サイト
https://ianoswatches.com


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

 

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