ドイツ最高峰の時計ブランド“A.ランゲ&ゾーネ”の“ツァイトヴェルク“コレクションから、ツァイトヴェルク・デイトの最新作が発表された。
ツァイトヴェルク・デイトでは初となるピンクゴールドケースに、温かみのあるグレー文字盤を組み合わせたモデルである。

■Ref.148.033。18KPG(44.2mm径)。3気圧防水。手巻き(Cal.L043.8)。価格要問い合わせ
A. LANGE & SÖHNE(A.ランゲ&ゾーネ)
ツァイトヴェルク・デイト ピンクゴールド
ツァイトヴェルク・デイトは、瞬転数字メカニズムによる機械式のデジタル表示を備えた“ツァイトヴェルク“コレクションをベースにして、2019年に登場したモデル。文字盤を囲む外周部分に日付リングを装備しているのが大きな特徴だ。
サファイアクリスタル製の日付リングはガラス製で、1から31までの数字がプリントされており、日付リングの下に取り付けられたリング状の小さな赤色のセグメントが、日付を表示。現在の日付のみが赤で表示されるため、直感的に読み取ることができる。日付表示は、8時位置にあるプッシュボタンで調整可能だ。
【画像】独創的な機械式デジタル時計、“ツァイトヴェルク・デイト”を別アングルで見る
特許技術である“瞬転数字式表示”は、3枚の数字ディスク(大きな数字ディスクで時表示、二つのディスクの組み合わせで分を表示)を使用した機械式のデジタル表示機構だ。
配置一日を通して1440回に及ぶ数字の切り替えを瞬時に行う、精密な動力制御メカニズムを備え、深夜12時を迎えると、瞬転数字式ディスクと日付リングが瞬時に切り替わり、独自機構の力強さと精巧さを感じることができる。
論理的に視認性を最適化するという意図から、時(左側)と分(右側)をデジタル表示する二つの小窓が配置されており、独自の表示ながら優れた判読性を確保。4時位置のプッシュボタンで時表示のみを進めることができ、2時位置のリューズを使って時刻操作と主ゼンマイの巻き上げが可能だ。
ムーヴメントの切替えプロセスと切り離して時表示を調整できるようにするため、ボタンを押すたびに、クラッチが時リングを瞬転数字式表示機構から切り離し、日付機能と同様に、調整ボタンを解除すると、切替えに必要な動力が発生する。
文字盤に配された洋銀製のタイムブリッジは、“ツァイトヴェルク”コレクションの独創的なコンセプトを体現した、個性的なルックスを特徴付ける要素だ。
ムーヴメントの一部であると同時に、12時位置のパワーリザーブインジケーターと6時位置のスモールセコンドを含む、すべての表示をまとめるフレームとしての役割を果たしている。
ピンクゴールド製のケースは直径44.2 mmで、厚さは12.3mmで、心臓部には、毎時1万8000振動、約72時間のパワーリザーブを備えた自社製の手巻きムーヴメント“Cal.L043.8”を搭載。
時表示を進めるために必要な膨大なトルクは、特許技術の動力制御メカニズムがコントロールするツインバレルから供給される。
このムーヴメントは516個の部品から構成され、職人技による緻密な仕上げを施された美麗なムーヴメントは、シースルーバックから鑑賞が可能だ。
ブランド名がエングレービングされたサンバースト仕上げの角穴車や、審美性と精巧さを兼ね備えた繊細な動力制御ゼンマイなどに、異なる素材や装飾が鮮やかなアクセントとして添えられている。
【画像】特許技術の機械式デジタル時計、“ツァイトヴェルク・デイト”を別アングルで見る
【問い合わせ先】
A.ランゲ&ゾーネ
TEL.0120-23-1845
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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