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【グレーがかった雰囲気が絶妙】小顔36mmに8mmビッグリューズ。369ハニカムは裏蓋もセミバブル風なの知ってた?|OUTLINEニュース no.229

「3・6・9」アラビアインデックスが代名詞となった1950年代の傑作モデルがモチーフの369スペシャル。今回はそのラインナップのひとつであるハニカムブラックについて久しぶりにクローズアップしてみたいと思う。

最大の魅力はなんと言っても文字盤の装飾だ。1950年代初期にロレックスが一時期だけ採用した珍しい通称ハニカム模様と呼ばれる文字盤を再現。時計用ルーペでその文字盤を見てもらいたいぐらいに、質感といい立体感といい、繊細な雰囲気がよく出ていると思う。

このハニカム文字盤のもたらす効果はもうひとつある。上の写真をご覧いただきたい。それは文字盤表面が凹凸状のため日中の明るい場所だと本来の文字盤のブラックがグレーがかって見えるのだ。そのためよりレトロな雰囲気を強調し、これがけっこうおしゃれに決まるというわけである。

文字盤の仕上がりもさることながら実はケースフォルムも自慢のひとつだ。シチズン傘下のムーヴメントメーカーであるミヨタ製のなかで一番の薄型。しかも毎時2万8800振動を誇る高性能な自動巻きキャリバー9039を採用している。

それによってケース径36mmに対してケース厚は9.9mmという薄さを実現。さらに横からの上の写真を見るとおわかりのように、美しい弓なりのミドルケースに裏ブタがわずかに膨らんだセミバブルバック風フォルムになっている。これも筆者が特にこだわって再現したかったポイントなのである。

もちろんアウトラインがアンティークのロレックス用にオリジナルで開発したリベットブレスレットも標準装備。50年代当時の仕様を忠実に再現しているため薄くて軽くしかも着け心地が良い。36mmの小ぶりさと相まった手首への納まりなど「疲れないサイズ感」は日常使いにぜひおすすめしたいモデルだ。

【画像】スペックと3種類の詳細画像をチェック!

[369スペシャルの購入はこちら]
https://shop.powerwatch.jp/webshop/category/item/item-watch/outline/369special/

[公式サイトでさらに詳しく]
https://outlinewatches.tokyo/collection/369special

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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