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【実機拝見!】2mm薄くなって500m防水へ。いい感じにアップグレードした新ルミノール マリーナ|菊地吉正の時計考_029

パネライのルミノール マリーナは、筆者も一時期その魅力にハマりよく着けていた時計のひとつである。手首が細いために革ベルトは自分の手首に合わせてオーダーしたものを装着して楽しんでいた。そのため確か2002年だったと思うが購入してからいまだに手放さず所有している。

大きく張り出したパネライを象徴するレバーロック式のリューズプロテクター、そして分厚いクッションケースなど軍用らしさを前面に打ち出した無骨なスタイルが、まだ小ぶりなモデルも多かった当時の時計市場に与えるインパクトは大きかった。そのため時計好きというよりも最初はスタイリストなどファッション業界から注目されて人気が広がったように記憶している。

そんなパネライのルミノール マリーナが2025年にアップデート。ケースが薄くなってしかもスペックアップしてリニューアル登場を果たした。そこで先日パネライのブティックにお邪魔して実機を見させていただいた。それを今回お届けしたい。なお、スマホ写真のため風防などへの写り込みが若干多い点はご容赦願いたい。

雰囲気はまったく変わらないが装着したときのケースの張り出した感が確かに少なくなった

さて、実際どれくらい薄くなったのかというと、リニューアル前が15.65mmだったのに対して13.7mmとほぼ2mmのサイズダウン。つまり防水能力の高いツールウオッチ系としてはごく一般的な厚さといえるレベルとなっているのだ。もちろんそれに伴って重量も15%減少した。見た目の雰囲気はまったく変わらないが、装着したときのケースの張り出し感が確かに少なくなったのがわかる。

ムーヴメントも3日間のパワーリザーブを有した新しい自動巻きキャリバーP.980になり秒針停止機能も復活。加えてシリーズ最大となる500m防水へのスペックアップ。それにもかかわらずシースルーバック仕様というのもパネライにあっては特筆すべき点といえるだろう。

そして今回、筆者が感心したのは“PAMクリックリリースシステム™”。ルミノール マリーナの革ベルト仕様にはスペアとしてラバーベルトが付属するのだが、その交換が工具なしでもワンタッチで簡単に行えるシステムが新たに装備された。しかもそれはベルトだけでなく尾錠(バックル)も簡単に外れる構造となっていることに恥ずかしながら初めて知って驚いたというわけだ。なおPAMクリックリリースシステム™については次のページに写真を掲載。

【画像】バックルも外せる「PAMクリックリリースシステム™」とは

パネライ ルミノール マリーナ。PAM03312。SS(44mm径)。50気圧防水。自動巻き(Cal.P.980)。132万円

協力◎オフィチーネ パネライ TEL.0120-18-7110

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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