近年、時計界でトレンドのひとつとなっているカラーダイアル。ターコイズ、グリーン、レッドと様々な文字盤のモデルがリリースされている。しかし、今回はあえて文字盤やケースを黒で統一した、“ブラックカラー”の時計に注目してみた。
まず、“ブラックカラー”の魅力だが、一番のポイントは、どんなファッションにもマッチする汎用性の高さである。全体が真っ黒なので一見すると個性的だが、ワントーンなので意外に洋服を選ばずに着けやすい。
また、“ブラックカラー”といっても、素材や仕上げの違いでトーンや質感が異なるのも特徴だ。様々なモデルが存在するため、意外に選択肢の幅が広いのだ。今回は、“ブラックカラー”でありながら、それぞれに個性的な魅力をもった4モデルを選定してみた。
【画像8枚】セイコー 5スポーツほか4機種、ブラックカラーの機械式モデルを見比べる

■SS(39.4mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.4R34)。5万7200円
SEIKO 5 SPORTS(セイコー 5スポーツ)
FieldシリーズSBSC013
アウトドアから日常使いまで活躍できるセイコー5スポーツの機械式GMTモデル。時分針と同軸に設置されたGMT針には、文字盤や時分針とのコントラストがはっきりする赤いカラーと見分けやすい五角形のアイコンを採用。針と外周のマーカーにはルミブライトが塗布され、暗所での高い視認性も確保されている。
梨地に仕立てたブラック文字盤には、外周に12時間表示、その内側に24時間表示のインデックスを配置。ミリタリースタイルの時刻表示に加え、3時位置に日付表示機能を搭載し、視認性と実用性が高められている。
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セイコーウオッチ お客様相談室
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■Ref.EFK-100XPB-1A。カーボンファイバー強化樹脂/SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(日本製)。7万4800円
EDIFICE(エディフィス)
EFK-100XPB
フォージドカーボンをケースと文字盤に採用した機械式モデル。軽量で高強度、航空宇宙分野で開発され、自動車業界でも活用が進むフォージドカーボンは、炭素繊維を樹脂で固め高温高圧で成形した複合素材。高剛性で軽量な特性を持ち、製造工程で生まれる美しいマーブル模様が特徴だ。
3針とデイト表示のみのシンプルな文字盤にはブラックに仕立てた針やインデックスを配置。ホロー形状の時分針に先端蓄光をあしらい、ブラックカラーのデザインを生かしつつ、暗所での視認性を両立している。
斜面にミラー仕上げを施したバーインデックス、挽き目加工のダイアルリングなど、細部の作り込みも見逃せない。丁寧な仕上げにより、10万円以下とは思えない、上質感を生み出している。
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カシオ計算機 お客様相談室
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■Ref.S809M-06。SS(ブラックPVD加工/41mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.NH34)。限定188本。9万2400円
KENTEX(ケンテックス)
スカイマンGMT オールブラック
視認性に優れたオールアラビアインデックスや、グローブ越しでも確実に操作できるビッグクラウンなど、往年のナビゲーションウオッチの血統を受け継ぐ機械式GMTウオッチ。
ケースと文字盤をマット仕上げで統一し、引き締まった存在感と揺るぎないタフネスを表現。針はストレートな時分針とアロー型のGM針が見事に調和し、モノトーンかつシンプルで、高い視認性と洗練されたデザインを両立している。
ブラックPVD加工を施したステンレススチールには、トーンを合わせた両方向回転式のGMTベゼルを搭載し、最大三つのタイムゾーン表示が可能。ベゼルの6〜18時位置にスラッシュパターンを刻み込み、夜間帯を直感的に認識できるよう設計しているのもポイントだ。ムーヴメントは、セイコー製の自動巻きキャリバー”NH34”を搭載。自社調整を施すことで、日差0〜+25秒に精度を高めている。
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ケンテックスジャパン
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