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ちょい古モデルが人気のカルティエ。19年前にリリースされたクルーズラインが意外にカッコいい|菊地吉正の時計考_036

ある時計の資料を探すために腕時計専門誌「パワーウオッチ」の2000年代のバックナンバーをチェックしていたところ、探していたものとは別に「そういえばあったよなあ」と懐かしくもあり、気になる時計が目についたので今回取り上げてみたい。

それは2007年にリリースされたスポーティなラバー仕様となったサントス100のクルーズライン(Ref. W20121U2)である。

ちなみにサントス100とは、飛行冒険家「アルベルト・サントス・デュモン」のためにルイ・カルティエが1904年に開発した角型の腕時計がルーツ。その名のとおり誕生100周年となった2004年に登場し14年間生産されたコレクションだ。

2000年代前半はパネライ人気もあって世界的にデカ厚ブーム真っ盛りの時代。同時期に販売されていたサントスガルベはメンズのXLサイズでもケースサイズが35mmと小振りだったこともあるのだろう。サントス100には同モデルの象徴でもあるビス付きベゼルも大きく、幅も42.7mmとかなり大振りなケースが与えられた。100m防水を有するなど実用面からも一躍人気となったと記憶している。

そして今回取り上げたサントス100は、当時の記事にクルーズラインと記載があり、豪華クルーズ船での優雅な旅をイメージしたモデルということらしい。今回あらためて実機を見たわけではないが、確かにブラックのラバー使いが既存のカルティエ製品にはない程よい軽快感があってスポーティ。だからといって安っぽいわけでもなく、とても洗練されていて素直にカッコいいと感じる。

なお、ケースサイズにはひと回り小さい38mmもラインナップ。加えて白文字盤にホワイトラバーを仕様したタイプも存在する。ちなみにサントス100は、このクルーズラインに限ったことではないが、ケース厚10.3mmと数字的にはそれほどでもないように感じるものの、実際に着けるとベゼルが大きいためか見た目にはかなりデカ厚に感じるだろう。そのためひとつ小さい38mmでもいいように感じる。もし気になる人はぜひ実機で確認を。現在の中古の実勢価格の目安は50〜60万円台といったところだろうか。

【画像】ホワイトラバータイプをチェック!

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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