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【ロレックスで最も洗練された異端作?】端正なデザインが光る2代目ミルガウス Ref.1019に注目

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ロレックス
ミルガウス Ref.1019

今回取り上げるのは、1971年頃に製造されたロレックス ミルガウスの2代目モデル、Ref.1019だ。

フランス語で“1000”を意味する“ミル(mille)”と、磁束密度の単位“ガウス(gauss)”を組み合わせた“1000ガウス”という意味をもつミルガウス。その名が示す通り、8万A/mに相当する1000ガウスまでの磁力に耐えることができるロレックス随一の耐磁性能を備えている点が最大の特徴だ。

当時はレントゲン技師や無線技士など、強力な磁気にさらされる環境下での使用を想定したモデルであったが、その特殊な用途ゆえに一般層からの支持は得られず、販売面では苦戦を強いられたモデルでもある。

1956年に初代モデルが誕生したミルガウス。当初は回転ベゼルや稲妻型の秒針を備えた、非常に個性的なデザインであったが、2代目にあたる本モデルでは、スムースベゼルや先端に赤い矢印のついた秒針など、洗練された印象を与えるデザインに大幅にアップデートされている。

【写真の時計】ロレックス ミルガウス。Ref.1019。SS(40mm径)。自動巻き(Cal.1580)。1971年製。438万円。取り扱い店/ジャックロード

【画像:文字盤の細部やケース・ブレスレットの状態を確認する(全6枚)

全体のコンディションに注目すると、ケースやブレスレットに目立ったキズや打痕は見られない。文字盤や針に関しても、夜光の焼けやインデックスや針のわずかなくすみが見られる程度で、非常に良好な状態を維持している。また、本個体はミニッツマーカーの刻みが0.2秒間隔になっている希少な初期文字盤である点にも注目だ。

ムーヴメントには、ミルガウスRef.1019専用に開発された自動巻きのCal.1580を搭載。名機として名高いCal.1500系の耐磁仕様であり、磁気を逃しやすくするための軟鉄製インナーケースと組み合わせることで、高い耐磁性能を実現していた。

当時としては防水性の高いケースと耐磁性能を備えたこのモデルは、適切な整備さえ行えばいまなお実用が可能な性能を備えている。電磁波や磁気にあふれた現代でこそ、この時計の性能が求められているのかもしれない。

歴代モデルのなかでも、スタイリッシュで洗練された意匠を備える2代目ミルガウス。ロレックスの他モデルにはない、シャープで端正なディテールにぜひ注目してみてほしい。

 

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文◎LowBEAT編集部/画像◎ジャックロード

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