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【“ブルズアイ”と呼ばれる文字盤デザインも秀逸】スイスのティソが手がけた世界初の耐磁時計

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


ティソ
アンティマグネティーク

1940年代頃のティソはオメガらとともに高級時計ブランドの代名詞に挙がるポジションを獲得し、オメガと技術提携を行うなどメーカーとして黄金期を迎えていた。そんな時代に生まれた名モデルが“アンティマグネティーク”だ。
耐磁性をもつ世界初のヒゲゼンマイとされる“アンティマグネティーク”を採用した、ティソを代表するモデルだが、年代によって様々な外装やムーヴメントを採用しているのが特徴である。このモデルは1930~40年代にかけて多く採用された“ブルズアイ”と呼ばれる文字盤タイプ。この配色は、インデックス部分の色を変えることで視認性の向上を目的としている。

【商品情報】ティソ。アンチマグネティーク。SS(33mm径)。手巻き(Cal. 27S.C)。1940年代。24万8000円。取り扱い店/WhiteKings

 

【画像:このモデルの別アングルを見る】

この手のデザインとしては珍しく、すべてのインデックスがローマ数字となっており、アラビア数字を採用するほかのタイプとは一線を画す格調高さが持ち味。外周のサークルは経年変化したブラックミラー仕上げで、文字盤に深みを与えている。ミリタリー系のテイストを感じさせるデザインでありながら、スリムなラグで上品さを漂わせる表現からは、ティソのセンスと独自性が垣間見えるだろう。外装にはロジウムメッキを施した薄型ケースが採用されており、手首をホールドするような装着感を備えている。
鋭く磨き上げられたリーフ針は現代の時計ではまずお目にかかれないだろう。さらに鉄器のように経年変化を遂げた文字盤は、アンティークならではの工法で生産された産物であり、この個体に唯一無二の個性を与えているのだ。

 

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画像◎WhiteKings

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