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小スライド 日本未上陸ブランド

70年代の名作モデルがモチーフ【復刻デザイン“機械式時計”2機種】米国発、日本未上陸ブランド“Xeric(ゼリック)”に注目

Xeric(ゼリック)は、ミッチ・グリーンブラットによって設立されたアメリカ発、日本未上陸の独立系マイクロウォッチブランドだ。

珍しいヴィンテージ時計のコレクターだったのだがミッチはゼリックの立ち上げ前の1998年からブロガーとして活動しており、所有していた時計をネットオークションサイトで販売するようになった。

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99年、ミッチは60年代から70年代の希少なコレクションウォッチの販売について、ファッション雑誌ヴォーグから取材を受け、この取材が後押しになり、ヴィンテージ時計専門ECサイトWatchismo を立ち上げた。

彼は起業家である兄弟のアンドリューと協力し、世界中のユニークな時計を取り扱いを開始。その後、2013年にゼリックを立ち上げることとなった。

ゼリックでは、時計デザインの伝統を再構築することと同時に、時刻表示方法を追求している。彼らのファーストコレクションであるゼリスケープは、クラウドファウンディング最大手のキックスターターを通じて発売され、 このデビューモデル以来、ゼリックは25回のキックスターター・キャンペーンを成功させている。

 

【画像】全2機種、“Xeric(ゼリック)”最新モデルのデザインを見比べる


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Xeric(ゼリック)
タイムライン レトログレード オートマティック

タイムライン レトログレード オートマティックは時を遡るうような感覚を味わえるレトログラード機構を採用したモデルだ。

ゼリックの共同設立者、ミッチ・グリーンブラットは 1960年代後半から70年代前半にかけて腕時計に採用されることの多かったダブル・レトログレード機構に魅了されていた。この機構を手頃な価格で現代に蘇らせるべく、彼は数年を費やして機械的課題を克服し、完成させたのが本作だ。

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直線的な時刻表示が特徴としており、分針が弧を描いて60分経過すると、フライバック機構が作動し、分針が一瞬でゼロ地点へとリセットされる。 時針も同様に12時間経過毎にリセットされる。夜光を塗布したアプライドインデックスが配され、表面には様々なテクスチャーと仕上げが施されている。

ケースサイズは38mm、厚さは12.5mmで、ケースとブレスレットは316Lステンレススチール製。風防は反射防止加工を施したサファイアクリスタルを採用し、5気圧防水を備える。

ムーブメントはミヨタ9015をカスタマイズした、自動巻きムーブメント“ゼリック・キャリバーX5.1”を搭載。 全8色展開で各色999本限定、販売価格は1199ドル(日本円で約17万4000円)だ。現在、公式サイトにて販売中で、出荷は25年10月開始予定となっている。

 

【画像】小ぶりな38mm、“タイムライン レトログレード オートマティック”を別アングルで見る


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Xeric(ゼリック)
ハログラフIII クロノ - オールホワイト・ルメ

次に紹介する、ハログラフIII クロノ - オールホワイト・ルメは、音楽、ファッション、建築、宇宙開発、モータースポーツが飛躍した1960年代アメリカ黄金時代をオマージュして誕生したモデル。

なかでも66年にフォードが“ル・マン24時間耐久レース”で初優勝を果たした出来事に敬意を表しており、時刻を把握するには文字盤上部の円内を視認するだけで、文字盤下部はレーシングカーのメーターを彷彿されるリニアクロノグラフを配置している。

ケースサイズは 42mmで、ホワイト・セラコート加工のステンレススチール製。風防はドーム型無反射サファイアクリスタルを採用し、5気圧を備える。

ムーブメントはミヨタのクォーツクロノグラフ、Cal. JS50を搭載。 1966本の限定生産で、販売価格は350米ドル(日本円で約5万円)。現在、公式サイトにて販売中で、出荷は2025年6月開始予定となっている。

 

【画像】暗闇で文字盤が発光、“ハログラフIII クロノ”を別アングルで見る

 

》Xeric(ゼリック)
公式サイト
https://www.xeric.com


文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

https://www.instagram.com/spherebranding/

 

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