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【普通のクロノグラフとはひと味違う!】独自機構が光る1930年代エベラールの傑作クロノグラフ

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


エベラール
クロノグラフ

今回紹介するのは、1930年代にエベラールが製造したクロノグラフである。

【写真の時計】エベラール クロノグラフ。SS(40mm径)。手巻き(Cal.16000)。128万円。取り扱い店/キュリオスキュリオ

 

【画像:この時計を別のアングルから見る(全4枚)

ステップベゼルにブレゲ数字のインデックスとブレゲ針を組み合わせたクラシカルな顔立ちは、アンティークウオッチ愛好家のツボを押さえたデザインで、非常に印象的だ。またステンレス製ケースの直径は、当時の腕時計としては珍しく大型の40mmで、現代でも違和感のないサイズ感が魅力的に映る。

そして何より、この時計最大の特徴は、通常のクロノグラフとは異なる操作方法と、その独自のムーヴメントにある。
搭載されているCal.16000では、2時位置のプッシャー操作のみでスタート、ストップ、リセットという基本操作をすべて行うことができる。一方、4時位置のプッシャーはリューズ側にスライドする構造となっており、これにより計測の一時停止および再開が可能なのだ。この機能は、クロノグラフ機構のみを停止させるもので、時計そのものは常に動作し続ける。
現代のクロノグラフとは一線を画す操作方法からは、様々な構造を模索しながら設計を行っていた当時の腕時計ならではの味わい深さを感じる。

文字盤や針には大きな変色やサビも見られず、ケースもオリジナルのシェイプを保っている。クロノグラフの名門として知られるエベラールの中でも、こうした珍しい機構を備えた本モデルは、マニア必見の一本と言えるだろう。

 

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文◎LowBEAT編集部/画像◎キュリオスキュリオ

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