
ロレックスのオイスターパーペチュアルデイト、Ref.1501
日中も涼しくなり湿度も低くなってきたため、ようやくアンティーク時計が楽しめる季節がやって来たという感じだ。そこで今回はアンティーク時計について書きたいと思う。
アンティーク時計ビギナーの場合は、「壊れるのではないか」「どのブランドのどのモデルがいいのかよくわからない」など不安な部分は多く、興味はあるが購入となる二の足を踏んでしまう人が多いことも事実。
そこで初めて購入する場合のポイントについて、最も基本的なことを以下に四つ挙げてみた。
[1、 シンプルな3針時計を選ぶ]
クロノグラフ時計など機能が多くなればなるほど機械も複雑になるため、ちょっとした事でも不具合が出やすくなってしまう。そのためシンプルな作りの3針時計がおすすめ。
[2、1950〜60年代の個体を選ぶ]
40年代はデザイン面などアンティークの味わいがより楽しめるが、50年代以降のほうが製造技術も向上し時計製造の黄金期と言われるほどしっかりと作られているうえに、機械も安定しており携帯精度の高い個体も多い。
[3、スクリューバックのものを選ぶ]
古い時代のものだけに、防水機能はほとんどないに等しい。そのため日常で使いたいなら密閉度の高いスクリューバック(裏ブタがねじ込み式になっている構造)のものやリューズがネジ込み式のものを選ぶ。
[4、実用時計として人気のブランドを狙う]
やっぱり安心感という意味では、自社でムーヴメント(機械)を開発しており、実用時計としても評価が高い名の知られたブランドの個体を狙うのがいちばん。その代表がロレックス、オメガ、IWC、ロンジン。ただロレックスはいまや最低でも50万円ぐらいの予算感になってしまったがオメガやIWCのベーシックなものであれば30万円前後でも十分に楽しめるため狙い目。
なお、関連記事に筆者が書いた各ブランドごとの購入ポイントについて簡単にまとめているため、そちらも参考にしていただきたい。
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