ベルギーの時計メーカー“RESSENCE(レッセンス)”が、新作“TYPEタイプ 3スリー Marcマーク Newsonニューソン”をリリースした。本作は、アイクポッドのデザインを手がけたことでも知られる人気デザイナー、マーク・ニューソンとのコラボモデルだ。2025年12月より発売が開始されている。

■TI(45mm径)。防滴構造1気圧。自動巻き(ROCS3.6“Ressence Orbital Convex System”)。936万1000円
RESSENCE(レッセンス)
タイプ スリー マーク・ニューソン
ベルギー出身の工業デザイナー、ベノワ・ミンティエンスによって2010年に創立された“レッセンス”は、時の表現を越えたデザインと革新的な技術を搭載した“Type 3”で史上初のオイル封入式機械式時計として時計業界を驚かせ、2013年のジュネーブ時計グランプリではHorological Revelation賞を受賞している。
今回の新作“TYPE 3 Marc Newson(タイプ スリー マーク・ニューソン)”は、ヨーロッパのトップメーカーで家具やプロダクトモデルを制作する人気デザイナー、マーク・ニューソンとのコラボモデルだ。

左:ベノワ・ミンティエンス、右:マーク・ニューソン
先駆的なインダストリアルデザインへのアプローチと、レッセンスの革新的なビジョンが融合したデザインが特徴となっており、人間工学に基づいた楕円形のシルエットにドーム型のサファイアクリスタル、そしてオイルで満たされ空間に浮かんでいるように見えるミニマルな針を備える。
この有機的なデザインは、ニューソンならではの近未来的で遊び心のあるスタイルを受け継いだものだ。また、“レッセンス”独自の革新的なオイル充填技術が融合しており、全モデルに採用されている特許取得済みの表示機構ROCS(Ressence Orbital Convex System)を搭載している。
【画像6枚】全モデルで特許取得、レッセンス新作“タイプ スリー マーク・ニューソン”を別アングルで見る
ニューソンの独自なデザインと、レッセンスが誇るTYPE 3シリーズの高度な技術が美しくひとつに結びついた“タイプ スリー マーク・ニューソン”。ニューソンは次のように語っている。

「レッセンスの時計は、技術的にもデザイン的にも他にない存在です。初代TYPE 3は、視認性の良さと洗練された美しさを両立したモデルです。今回完成した“TYPE 3 Marc Newson”は、当初思い描いた理想をそのまま形にしたもので、非常に満足しています。」
この新作の大きな特徴は、人間工学に基づいた楕円形のフォルムだ。これは、ニューソンが数十年にわたり改良を重ねてたどりついた形状であり、手首に心地よくなじみ自然と視線を誘導する。

またシンプルで大胆な針のデザインは、1990年代に発表されたニューソンの代表作“Ikepod(アイクポッド)”を思わせる遊び心がある。カラーはセラドングリーン、グレー、ブラック、鮮やかなイエローなど繊細でありながら印象的な色合いで、エレガンスさとアクセントのバランスを考え抜いた組み合わせを採用。視認性を高めながら、上品でモダンな印象に仕上げられている。
文字盤はチタニウム(グレード5)を採用し、ランナーディスクを含む四つの偏心二軸サテライトが様々な角度で傾斜している。刻印された表示にはグレードAのブルーとグリーンのスーパールミノバが塗布され、暗い場所でも鮮明に時刻を確認できる。
この文字盤にはレッセンス独自の特許技術“ROCS 3”が搭載されている。磁力で回転するディスク構造により、他に類を見ない時間そのものが浮かび上がるような体験を生み出すのだ。
上部のチャンバーには4.15mlのシリコンオイルが充填されており、光の屈折による歪みを消し去ることで、どの角度からでも優れた視認性を確保。これにより、情報がガラスに直接表示されているかのような拡大投影効果が生まれ、サファイアクリスタルのドーム形状がその感覚をさらに高めている。
【画像6枚】あの“マーク・ニューソン”とコラボ、レッセンス“タイプ スリー”新作モデルを別アングルで見る
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文◎Watch LIFE NEWS編集部
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